わが友ホロゴン・わが夢タンバール

88.23 ホロゴンデイ25「2006年2月25日奈良東畑で辿るは過疎の道」23 カオスのままじゃつまらない

88.23 ホロゴンデイ25「2006年2月25日奈良東畑で辿るは過疎の道」23 カオスのままじゃつまらない_c0168172_21382554.jpg


マラードさんのブログ「マラードのまばたき」は、私にとっては驚きの場。
(http://mallard3.exblog.jp/)
いつも何気なく撮られたスナップ群なのですが、
モノクロームで撮っても、カラーで撮っても、
一本太い筋の通った重厚さがあって、けっしてぶれません。
せせこましいところがどこにもなくて、写真が大きい。
マラードさんは自分の生地で撮っておられて、その生地がでかくて広い、
そんな感じがします。
昨日掲載分779-787は、マラードさんならではの堂々たる組写真ですが、
私が書きたかったのは、その最後の一枚のことです。
大きな七夕飾りを下から見上げて、逆光で撮ったものです。
風でしょうか、七夕飾りがざわめいていて、まさに混沌、雑然、混乱の瞬間。
でも、リアルで空気感があり、ざわつく音もちゃんと聞こえてきます。
混沌をぐいと大づかみに束ねてしまい、無造作にひょいと差し出す。
すると、なぜか混沌がうるさくなくなり、心が浮き立ってくる。
マラードさんは、こんなカオスを強引に写真に収めて澄ましています。
私だと、こうはならない。
カオスは混雑したまま。
どこが違うんだろうな?
by Hologon158 | 2009-07-07 21:39 | ホロゴンデイ | Comments(0)