90.03 ホロゴンデイ26「2007年9月1日京都東山でもロボグラフィ」3 我が家に天才あり!
ときどき、ほかに解釈しようのない、なにか不思議なことが起こるものです。
長男猫の銀太のことです。
すでに14歳、かなりの年ですが、元気いっぱいです。
でも、朝の外回りはほんの半時間程度で済ませて、
さっさと早退、後はずっとソファーや、彼専用のクッションの上で、
長く身体を伸ばして、ひたすら昼寝三昧。
夕食後も、さっさと食後の睡眠。
3日前も、そんな惰眠風長時間睡眠に挑戦中の銀太、
ソファーの上で向こうを頭に、しっかりと睡眠中でした。
私と妻、ほとほとあきれて、ちょっと銀太について対話しました。
「よくもまあ、あんなに長い間寝られるね」
「ほんと、こんなに寝っぱなしじゃ、頭の方はからっぽになるんじゃないかしら?」
その瞬間です、
寝ていたはずの銀太がくるりと頭を起こして、頭だけ回して、私たちに一声叫んだのです、
「ゥニャニャイニャイ!」
はっきりと、「そんなん、違うわい!」と私たち2人には聞こえました。
これがよく分からない。
銀太は、頭を向こうにして就寝中だったのです、
それなのに、なぜ、パパとママが自分のことを話題にしていると分かったのか?
銀太が、ママが自分の悪口を言ったと、どうして分かったのか?
これに対する回答は、次のとおりとしか考えられないのです。
銀太は、自分の名前をちゃんと知っていて、それで自分が話題だと分かった。
銀太は、ママの言葉を理解し、あるいはママの、自分をバカにする感情を感知できた。
そして、銀太は、ちゃんとおしゃべりできる!
我が家の猫たちは「ニャー」とか「ニャーゴ」なんて、ネコ語はけっして話しません。
いつも、そのときにふさわしい語感で、しかも状況に特有のボキャブラリーで話します。
とくに、銀太は、言葉がはっきりしています。
私がなかなか朝起きないと、「早く!」
私が起きてきて、「待った?」などととぼけたことを尋ねると、「待たいでか!」
(これ大阪弁で、待たなかったなどと、だれが言えるのかという婉曲語法的罵声語)
丑三つ時におやつが欲しくなったら、いつもの食事場所に陣取って、長々と雄弁を揮います。
黒猫のグリも同様。
帰宅すると、玄関から入りながら、必ず、「ただいま」(良家の子弟猫は行儀がよいのです)
昨夜も、午後11時ころ、私が2階から下りていって、階段下に立って、
2階で就寝する静とグリを呼びました、「さあ、おねんねの時間だよ、寝ましょう」
すると、私の脚の下で、グリがかぼそく返事しました、「ハーイ」(文字どおり、はーい)
その言葉と同時に、静もとっとっとと姿を現して、階段を上ってゆくのです。
そんなわけで、我が家では、猫たちの知性をバカにする者は一人もいないのです!
by Hologon158
| 2009-07-12 21:24
| ホロゴンデイ
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