わが友ホロゴン・わが夢タンバール

106.02 ホロゴンドラマ12 「2000年8月 ハノイ路地裏でホロゴンが躍った」2 yoshiさん、こんにちは!

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新潟に来たのは、実は、ブログ「Yoshi-A の写真の楽しみ」の主、Yoshiさんに会いにきたのです。
ロボグラフィを撮る人間を、私は勝手に「ロボグラフィスト」と読んでいます。
(辞書は調べないでください。造語)
ちなみに、森山大道先生は、基本的にロボグラフィストではありません。
彼は、ある町の肖像を撮っているのですから。
私のロボグラフィは、路傍のそのもの、その場所のポートレートです。
ある町のロボグラフィを撮りためても、町の肖像にはならない。
日陰者の列伝でしかない。
簡単な道理です。
Yoshiさんは、私と違って、多面的です。
私は、私の世界から出て、路地裏に飛び込んで、いわばバックストリートに見捨てられたものたちを撮ります。
Yoshiさんは、基本的には、ご自分の世界を全部写真に撮ろうとしているのです。
そのほんの一部として、Naviくんとの散歩のときなどに、ロボグラフィを撮る。
でも、近頃の傾向を拝見していますと、
Yoshiさんは次第にロボグラフィストから脱却して、
森山大道流の町の写真家に変貌を遂げようとしている、私はそう感じています。
でも、今のところは、ロボグラフィストとしての一面を持っていて、
実は、私はその万華鏡のように繰り出されるロボグラフィに猛烈に親近感を感じているのです。
私も同じ場所に居たら、同じものを撮りたいと思うだろう。
ときには、私が撮ったのではないかとさえ思えるショットがあります。
もちろんたいていは全然違った撮り方です。
それも、私には絶対に撮れないような、優れた作品世界になっています。
以前から、ブログの写真家たちは、アマチュア写真家たちとは違うと書いてきました。
しゃばっ気がなく、純粋に写真を楽しんでいる方ばかり。
そんな中でも、Yoshiさんは、私にとってはまだ見ぬ兄弟のように感じられる人でした。
縁です。
縁に導かれて、新潟までやってきたのです。
でも、ちょっとおっかなびっくりでした。
なにしろ新潟もはじめて、新潟の人と会うのもはじめて!
私は、前に書きました特殊な事情から、関西弁こそしゃべれませんが、
精神、気質は徹頭徹尾、関西人です。
新潟の人とほんとに話が合うのだろうか?
ちょっと心配していました。
でも、考えてみますと、ハノイの人だって、上海の人だって、トルコの人だって理解できるのです。
世界中の人と、もし心が合えば、理解できるのです。
新潟駅で出会ったとたん、もう私たちは仲間でした。
YoshiさんはM8にスーパーアンギュロン21mmf3.4付き、
私は、メインがホロゴン、サブがミノルタTC-1。
新潟駅北側のちょっと古い商店街から路地裏を歩きましたが、
猛烈におかしいのです。
同時に同じものを見つけて、撮ろうとする!
それも、たいていの方なら撮ろうなど夢にも考えないようなものを!
私たちは、路地裏に入ったら、もう兄弟なのです。
by Hologon158 | 2009-09-06 20:43 | ホロゴンドラマ | Comments(0)