わが友ホロゴン・わが夢タンバール

107.29 ホロゴンデイ32「2009年9月5日新潟よいとこ、よい人、一度はおいで」29 借りなければよかった!

新潟から帰って、近所のラボに18本現像をお願いしました。
新潟初日の16本と、二日目の2本です。
二日目の2本はいわずとしれた、スーパーアンギュロン21mmf3.4の写りの確認のため。
今日、我慢ができず、二日目の残り18本のうち6本の現像を同じラボにお願いしました。
大阪のラボよりも200円高いので、かなり無駄づかいなのですが、
とにかくスーパーアンギュロン21mmf3.4の写りをできるだけ沢山のネガでチェックしたい!
昨夜も仕事から帰って、夜の午前2時ちょっと前までかかって、2本と15枚だけスキャン。
1本は、ミノルタTC-1のロッコール28㎜の写り。
とても素晴らしい!
コントラストがあって、鮮鋭で、しかもしっとりしていて実在感があります。
ライカの名レンズたちもたじたじとなりそう。
で、スーパーアンギュロン21mmf3.4はどうか?
これはいけませんね。
こんなレンズを何と言ったらよいのでしょうか?
毒があるのです。
一旦中毒になってしまったら、治らない!
その写りをとくと見て、考えました、
女なら、これはカルメンです!
男なら、これは織田信長!
これほどカリスマの名にふさわしい写りのレンズを、
私は、SWCのビオゴン38mm以外に知りません。
魔術的なレンズなら知っています、ホロゴン15mmF8がまさにそうです。
アストロ・ベルリンのパンタッカー50mmf2.3がそうです。
でも、「進め、進め、突っ込めえ!」と、退くことをしらず、ただ攻めまくる、
豪腕で不撓不屈の精神、不敵の面構えの描写をすると言いますと、
もうスーパーアンギュロン21mmf3.4以上のものはないのでは?
そんな感じさえさせられてしまいます。
うちのスーパーアンギュロン21mmF4には内緒ですよ。
F4はとても行儀正しい超広角でした。
F3.4は、カルメンみたいに、下品!
亡き父信秀の葬儀に、焼香の灰をばっとまいた信長みたいに、傍若無人!
でも、たとえようもない蠱惑の気配が立ちのぼるのです。
カルメンに出会ったドン・ホセのように、私はつぶやきました、
yoshiさんから借りなければよかった!

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[後書き]
この4枚のうち、1と3は、ミノルタTC-1の写りです。
私には文句なしに堂々とした写りと見えます。
とがっていない。
とても素性の良い写りなのです。
2と4のホロゴン15mmF8の写りに負けていない。
スーパーアンギュロン21mmf3.4はこれとはぜんぜん違います。
9月6日のシリーズをお楽しみに。
by Hologon158 | 2009-09-16 17:45 | ホロゴンデイ | Comments(2)
Commented by yoshipass at 2009-09-16 23:34
うははは!!
下品ですか(笑)・・・まさしくボクにピッタリのレンズでしょう?
SWCのビオゴン38mmも、ボクは使っていて、まさに
「毒を喰らわば皿まで!」を地でいってますね^^;

何年間もかかって手に入れた理由、わかっていただけたでしょうか。
9/6のシリーズ、楽しみにお待ちしています(^^)
Commented by Hologon158 at 2009-09-17 00:34
yoshiさん
そう、ドバッと本音だけを撮ってしまう、そんな感じがします。
猛烈にストレートで、猛烈にアクが強い。
それだけに、はまってしまうと、抜けられない。
私ははまってしまいました。
yoshiさんがスーパーアンギュロン、ビオゴンに惚れ込んでいる理由、
もちろん分かっています。
まさに地で撮れるからです。
なにしろ地面にはいつくばって撮るという独創的な撮影法の方なのですから。