わが友ホロゴン・わが夢タンバール

112.15 ホロゴンデイ34「2006年12月5日も、奈良でホロゴンだけで撮っていた」15 インタビュー!

前回は装丁家のインタビュー記事。
今回はなんとなんとロボグラフィスト、Hologon158さんのインタビュー!
「今日は、インターネットブログ界にありと、知っている人なんかほとんど居ない、
片隅ブログ「わが友ホロゴン、わが夢タンバール」の主、Hologon158さんを訪ねました。
ところで、時間の節約のために、「ホさん」とお呼びしてよろしいでしょうか?」
「いっそのこと、なんとも呼ばないで、インタビューも止めがいいんじゃないの?」
「ご冗談を! そんなにすねないで...
編集長が今週の特集記事にホさんの記事が是非とも必要だって...」
「どんな特集なの?」
「<いくらやっても、どんなにやっても人気の出ないブログ5>という特集なんですよ」
「あと、どんなブログを取材するの?」
「a1 Photoさんという人もする予定だったんですが、
あの人、ほら、この頃ホラー路線に切り替えたでしょ、
そしたら、人気が出ちゃって、
来月号「日の出の勢い、シュンのブログ5」特集に移すことになったんですよ」
「ふん、なにが人気だあ! 「小さい秋④」見てご覧よ、
ホラーじゃないよ、アラーだよ、オラーだよ、
あれ、a1 Photoさん自身なんだって、誰かが言ってたよ」
「まあまあ、やっかまないで。さて質問、ホさんはなんで路地裏ばっかりなのですか?」
「以前に、尊敬する職場の先輩がおっしゃった言葉、「人生の岐路に立ったとき、
いつも細い道を選んだ来た」、これに感動したせいでしょうか?」
「ちょっと意味が違うんじゃないですか?」
「まあ、似たようなものじゃない?
ともかく気がついたら、路地裏に居たのですよ」
「ロボグラフィと名乗っておられるのですが、語源をちょっと説明していただけませんか?」
「語源もなにも、路傍の写真をロボーグラフィともじっただけ、ダジャレですよ」
「でも、ご大層な名前をつけた割りには、
写真は、かなり地味というか、はっきり言って、汚い写真が多いようですが」
「ほっといてくれ、本人は、自分じゃ綺麗な写真撮ってるつもりなんだから」
「へへーん、あれが、綺麗ねえ?」
「ほっといてくれ! なにかを見たとき、美しいと思うか醜いと思うか、紙一重なんだから」
「すると、ホさんは、紙一重の差で、汚い方にずっこけているというわけですか?」
「ずっこけてなんかいない!」
「ま、ま、どうでもいいとして、(どうでもよくない、と、ホさんの声あり)
それでブログのことなんですが、これがまあ、骨折り損のくたびれもうけというか、
猛烈にがんばっておられるわりに、まったく関心をひかないようで、
ご愁傷様というか、あほらしいというか...」
「あんた、おちょくりに来たの? 
人気の出ないブログ、支援のために特集するんじゃないの?」
「とんでもないですよ、ホさん、誤解なさったらこまります。
不人気ブログは理由があるから不人気なのであって、それを人気ブログにするって、
矛盾がありすぎ、無理無体ってものじゃないですか?
いつもあんなに偉そうに書いているんだから、それくらいものの道理がわかっていても...」
「まあね。あんたの言うこともわかるよ。でも、自分でも思うんですが、
ブログを見る人たちって、目が肥えていて、クールですね」
「おっと、突然謙虚を装ったって、遅いんじゃないですかねえ?」
「なにも、謙虚を装ってなんかいません。1年やって、よーく分かりましたよ。
ブログって、匿名の社会です、だから、誰気兼ねなく、本音だけで過ごせる。
だから、つまらないブログにお愛想で出かけて、わざわざ声を掛けているひまも義理もない。
ようするに、大人の社会なんですよ」
「とすると、ホさんのこのブログが未だにまったく人気が出ないということは?」
「つまらないってことですよ」
「なんだあ、ご自分でも分かっているじゃないですか!
でも、それなのに、まだまだ続けるおつもりで? 無駄だから、やめたら?」
「フフフン、とんでもない! 
誤解のないようにね、このブログ、私は楽しんでるんだから!」

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by Hologon158 | 2009-10-14 18:56 | ホロゴンデイ | Comments(4)
Commented by a1photo at 2009-10-14 20:03
ホロゴン劇場、最高。
座布団1枚!……「持ってってしまえ」ってかな(笑)。
次いでながら、私のブログ、人気が出たと言っても1日30人
来ればいい方。相変わらず低調です。
この際、思い切って「アクが出た賞」でも狙って下さい。

Commented by yoshipass at 2009-10-14 23:21
ホさん、こんばんは!
今日、M谷氏と珈琲を飲んで話したこと、まあ、同じようなことで、
どう考えても「少数派」で話がまとまります。
最近では「へなちょこ写真」ということになっています(笑)
Commented by Hologon158 at 2009-10-15 00:09
a1 Photoさん
信じられない!
私は自分を信じています。
その私が、ブログで出会ったもっとも面白い写真作家の一人である
a1 Photoさんのブログにそんな数しか来ない?!
私のブログも超不人気だけど、a1 Photoさんなら、私のブログよりも何倍も多い人が楽しんでいる、そう考えていたのです。
ま、よく考えると、私の写真よりも、もう少し特殊かも?(いや、むちゃくちゃ特殊かも?)
ま、なんにせよ、我々って、超少数派みたいですね。
しゃーない! 超少数派同士で仲良くしましょ!
(yoshiさんは、どう見ても少数派じゃないんだけど、大好きだから、ま、少数派ということにしときましょ)
Commented by Hologon158 at 2009-10-15 00:18
yoshiさん
M谷さん、きっと相変わらずマシンガントークで、元気一杯でしょうね。
よろしくお伝え下さいね。
その「へなちょこ写真」いいですね。
でも、a1 Photoさんと三人のうちで、一番へなちょこ写真は私ですね。
私の写真は、基本的に「負け犬」「捨て犬」「迷子犬」だけを被写体としているからです。
どんなにがんばっても、メジャーになれない奴らを、
メジャーになんかなりたくない人間が撮って、自分だけで喜んでいる。
でも、へなちょこたち、精一杯胸を張っている!
そのけなげなところにぐっと来るのです。
yoshiさんの写真も、スケールがぐっとでかいけど、
コンセプトと被写体に限って言えば、私と似たようなものですね。