わが友ホロゴン・わが夢タンバール

115.12 ホロゴンデイ35「2009年9月24日神戸の古公会堂で新レンズが燃えた」12 コンサート利用法

昨日は、午前中出張し、夜は午後8時から1時間半、陳小林先生の合奏レッスンでした。
つくづく思うのですが、かわいい子には旅をさせよ、
かわいい揚琴初心者には、コンサート出演をさせよ、ですね。
大阪のコンサートホールでも発表会に出たことで、いくつか勉強をしました。
1 たとえあがらなくとも、手が動かないことがあること!
ほんの少しの緊張が身体をどこか縛りつけて、手を自在に動かすことを邪魔するのです。
現在の課題は、どんなストレス状況でも、
身体を完全にリラックスさせる術を編み出すこと!
2 たとえ途中で間違っても、必ず戻れること!
揚琴の場合、スティックは指の間にほんのかすかな力で保持されています。
自在に震えるようなトレモロを出さなければならないからです。
しかも、各音の適正な打点は決まっています。
両方のスティックを交互に打弦してトレモロを作り出すとき、
スティック同志がぶつかってしまうことがあります。
たとえば、右手のスティックを下ろそうとした瞬間に、
跳ね上がる左手のスティックで下からすくい上げてしまうことがあります。
すると、右のスティックはぴょんとはねとばされてしまうのです。
そんな瞬間、飛ぼうとするスティックをひょいっと空中で受け止めたことがあります。
そんなときや、単純に楽譜をまちがって弾いてしまったとき、
以前なら、戻ることなどできませんでした。
ところが、奈良、大阪の2度の発表会を体験して、分かりました。
私はその参加したすべての曲の途中で大きく間違ってしまいました。
魔の瞬間です。
それなのに、そのすべての機会に、私はどうにかこうにか短時間で二胡に追いつき、
支障なく演奏を終えることができたのです。
つまり、間違ってもいい、元気よく弾いていて、間違ったら、戻ればいい!
そんな風に言えることは幸せです。
3 揚琴の伴奏は、間違っても、あまり目立たないこと!
CDを聴いた大阪の二胡の人たちがこう言ったそうです、
「付虹先生の二胡と大して違わないみたいですね」
私は、自分がどんなに多くの間違いをしたか自覚しています。
ですから、どんなに正気を失っても、そんな言葉は出しませんし、
思いもしません。
でも、間違っても、そんなに目立たないと知ると、
揚琴を人前で弾くのがそれほど億劫ではなくなったようです。
4 そして、最後のかつ最大の効果は、コンサートの度に、一段上にピョンと跳び上がれる!
おかげさまで、なぜか家庭でもレッスンでも、揚琴の音が一段澄んだような気がします。
これが、素人風コンサート利用法というわけです。
昨夜のレッスンの最後の曲は、二胡演奏会のアンコール定番「賽馬」(競馬)。
私のスティックはかつてないスムーズさで、揚琴の弦の上をはね回りました。
陳小林先生も私も上機嫌で帰宅の途に付いた次第。
今もなお、私は上機嫌なのであります。

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by Hologon158 | 2009-10-20 00:18 | ホロゴンデイ | Comments(4)
Commented by yoshipass at 2009-10-20 00:41
1枚目と、最後の写真の2枚組み。
もしくは最後の1枚のみで、いいのではありませんか?

>115.08 ホロゴンデイ35「2009年9月24日神戸の古公会堂で新レンズが燃えた」8 モノクロに転進?
の記事で決定的な間違いがあります。

誤>あっちは写真家、こっちは素人。

正:こっちは写真家、あっちは素人。

訂正をよろしく(笑)(笑)
Commented by top-to-toe at 2009-10-20 19:22
↑ 2人ともちゃんとした写真家です(笑)
Commented by Hologon158 at 2009-10-21 00:36
yoshiさん
忘れていますね。
私は、作品としては陳列していないのです。
一連の写真をストックして喜んでいるだけ。
つまり、№8は間違っていないのです。
ですから、訂正はなし。

Commented by Hologon158 at 2009-10-21 00:40
saoriさん
そう言っていただけるのは嬉しいのですが、
私の場合、本人がそうではないと知っているので、そうではないのです。
saoriさんは、私の言葉を謙遜とか韜晦と感じているようですね。
そうではないのです。
私は、単に、自分を知っているだけ。
私の文章は、掛け値なしなのです。