120.44 ホロゴン外ドラマ1「2009年11月北京の旅は酷寒から始まった」44 あなた、どうですか?
今日は、付虹先生の揚琴レッスン日でした。
こんな風に書きますと、あなた、考えるでしょうね、
「Hologon158のやつ、毎日毎日遊んでばかりじゃないの?」
お説のとおりで、毎日毎日遊んでばかり。
考えてみますと、私はずっと生涯遊びっぱなしだったかもしれません。
仕事も全部遊びに変えてしまう。
いわば達成ゲーム。
ですから、公私の区別なく、ずっと生活を楽しんできた感じがします。
コンセプトは、「真剣に遊ぶ!」
昔聞いた話があります。
大富豪に嫁いだ女性が数年で離婚を求めたというのです。
その理由がちょっと変わっています。
ご主人、大富豪の三代目、仕事などしていません。
うらやましい、やってみたい、あなたはそう考えるでしょうね。
でも、この後を読んだら、ちょっと意見が変わるかもしれませんよ。
ご主人は、暇を持て余し、毎日毎日、観劇、観戦、旅行、グルメ三昧。
そのスケジュールをたてるのが、奥様の仕事なのです。
ところが、ときには、どんなにがんばっても、なんにも行事がないことがあります。
そんなある日、奥様、夫が縁側に座っている後ろ姿を見てしまったのです。
奥様、その姿にぞっとしたのです。
まるでなんにもない、ただの抜け殻、そうとしか見えなかったのです。
仕事と生きる目的、目標がなくなれば、早晩、そうなってしまうのです。
あなたもそんな姿になり果てたいですか?
私は、これでも週三日は超多忙な仕事を持っています。
だから、仕事から完全に解放される週四日が大切なのです。
そのうえ、やりたいことはいっぱいあります。
まさに、死ぬまで遊んでおられない位に。
そこで、そのやりたいことを、真剣に遊ぶのです。
でも、私にはちょっと問題があります。
熱中すると、強烈に集中する、しすぎるのです。
付虹先生に、今日、言われました。
「北京ですばらしい演奏をいっぱい観たせいでしょうね、
とってもがんばる気になりすぎで、
揚琴をがんがんとたたきまくる状態に戻ってますよ」
今日の評点をゴム印でいただきました。
「がんばって!」
5段階評価の下から2番目、ガクッ!
宿題の2曲も全部完全暗記し、一応ちゃんと中国音楽らしい雰囲気で元気よく弾けるのです。
先生、「でも、問題がいっぱいあります」
ガクッ!
体から完全に力を抜いていないので、スティックがどうしても弦を強くたたきすぎるのです。
そのため、音がまろやかではなく、バチンバチン。
低音部を担当する右手が強すぎる。
そのため、高音がとても目立たなくなってしまう。
弦のうえで、奏者は軽やかに踊らなければならないのに、
まるでレスリングをしているみたい。
先生、「ヨガをしてください」
私、「でも、たくさんストレッチをしていますよ。これで体がやわらかくなるんじゃ?」
先生、「逆に、どんどん固くなってしまいますね」
ガクッ!
思い出してみますと、中央音楽院附属中の天才たち、
まるで妖精のように、しなやかに、あでやかに、さわやかに、楽器を慈しんでいました。
わたしゃ、まるで楽器と取っ組み合いの格闘!
真剣に遊ぶのはいいけれど、
もう少し、肩の力を抜かなきゃ!
by Hologon158
| 2009-11-16 22:16
| ホロゴン外ドラマ
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