わが友ホロゴン・わが夢タンバール

123.32 ホロゴンデイ38「2009年7月18日大津の下町も僕を待っていた」32 シンクロの魔術

竹内一正著「スティーブ・ジョブス 神の交渉力」(リュウ・ブックス アステ新書」
この本を古本屋で見つけて、手に入れました。
この本の表紙の言葉がふるっています、

   この「やり口」には逆らえない。
   iPodを生み出した全米最強CEOに「妥協」の文字はない。

製品発表会で、彼はけっして原稿を丸読みなんかしないのです。
常に聴衆を見据えて、大きなジェスチャーで、製品と技術を熱っぽく語る。
ビジョンを信念で包んで語る。
聴衆をじらしたり、音楽のように起伏を作り、
聴衆の反応を見て、最高の瞬間に切り札を出す。
その言葉どおりのデモンストレーションをやってのける。
だから、話し終わった瞬間、聴衆はスタンディングオベーションで応える。
竹内氏は、その要は「シンクロ(同調化)」だと言います。
これがカリスマであり、説教師なのでしょう。
でも、私は、単なる誠実さで人をシンクロさせてしまった例を知っています。
ある非常に切迫した事態を解決するために、
問題をを分析し、解決するための提案をさせ、
それを関係者の会議で決定することになりました。
私は、誰にこれをしてもらえるかと思案したあげく、
以前から目を付けていた女性を思い出しました。
この女性ならできる、そう確信して、彼女を選びました。
40人ばかりの海千山千の男どもがつめかけた会議の席上、
彼女は、一切原稿など見ないで、
問題の発生、問題点の洗い出し、現在の状況、問題解決のための方策を、
たんたんと、しかし、ゆるぎのない自信をもって、語り続けました。
20分ばかりの説明が終わった後、
会議はそのまま、いかなる質問、異議もないままに、
彼女の方針を完全に承認しました。
冷静かつ誠実な理性的分析と適確な解決策の提案が、
これほどに見事になされた例を、私は経験したことがありません。
ですから、20年以上経っても、まだ、まざまざと記憶しています。
実は、このときでした、
私は、これからの世界は、この女性のパワーを活用しなければいけない!
でも、いまだに、男どもは自分の愚かしさに気づかず、
重要なポストを女性に譲る気配を見せていません。
近頃の民主党政権の目を覆いたくなるほどの無軌道と無能を見るにつけ、
感じるのです、
このまま日本の舵取りを、権力闘争に狂奔する子供じみた男どもに国を任せておくと、
亡国のクライシスにまっしぐらだな...

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by Hologon158 | 2009-12-19 18:10 | ホロゴンデイ | Comments(0)