わが友ホロゴン・わが夢タンバール

125.08 ホロゴンデイ38「2009年11月26日①那覇はやっぱり暑かった」8 突然、狂ってしまった

ここ一週間ばかり、実は、私は夢中になって、あることを調べていました。
運動不足を解消するための自転車選びに夢中になっていたのです。
前にも書きましたが、私は、運動が得意ではありません。
子供の頃から、本の虫で生きてきた人間。
もちろん自転車だって、得意ではありません。
小学生の坊やが自転車でいきなり急カーブを切って角から出現したりしますと、
私には、あんなロシアンルーレットみたいな曲がり方は絶対にできないなと、
むしろ慨嘆させられてしまいます。
ドロップハンドルのロードバイクまがいのものにも乗っていましたが、
車道を飛ばすなんて、とんでもない!
一度、闇の中を、なぜかライトも付けずに走っていて、
段差にまともにぶつかって、ハンドル越しにまっすぐ飛んだことがあります。
私が宙を飛んだ数少ない経験。
なぜか怪我一つなく立ち上がり、
宙を飛ぶ自分の姿を想像して、ケラケラと笑い転げました。
おそらく、そんなにかっこよいものではなかったはず。
そこで、今回は、折りたたみのミニベロにすることにしました。
小回りがきいて、おそらく停止しやすいでしょうから。
実は一つ、結婚式の引き出物でもらったミニベロを持っているのですが、
この自転車のレポートを雑誌の一つで見つけました。
「20インチでここまで走らない自転車は久しぶり。
乗り味は最悪、まったく前に進まない。
確かに安いが、それを補って余りある性能の低さだ」
なんとも皮肉な絶賛を浴びる代物だったのです。
道理で、いくら漕いでも、えっちらおっちら。
これが運動になると言えば、それもそうだなという感じはしますが、
いくらなんでも、ぜんぜん楽しくない!
こんな自転車に乗っていて、空を飛ぶのは御免ですね。
そこで、数冊ミニベロの特集本を手に入れ、夢中になって読みふけりました。
いやあ、魅力的な自転車が一杯ありますね。
私のもの選びコンセプトは決まっています。
幾度も書いていますとおり、
見た瞬間、「あっ、これは美しい、欲しい!」、そう心が叫ぶもの、
それを見つける!
もちろん、見つけました。
とても軽やかで、構造美に溢れ、品が良い!
もう身震いするほどに、美しい!
英国のアレックス・モールトン社の自転車です。
私はまったく知らなかったのですが、知る人ぞ知るビンテージだそうです。
他の自転車がまるでおもちゃに見えるほどに、洗練されています。
でも、高い。
とはいえ、その入門用のTSR-9はかなり廉価版です。
エルマリート28mmやタンバールと同じ程度の価格なのです。
レンズを数本売れば買える!
私の目の色が変わりました。
かくして、今日、ついに注文してしまったのです。
なにを?
果たして夢のモールトンでしょうか?
その顛末は、次号お楽しみに!

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by Hologon158 | 2009-12-23 18:13 | ホロゴンデイ | Comments(0)