わが友ホロゴン・わが夢タンバール

127.18 ホロゴンデイ38「2009年11月27日②那覇二日目は絶好調」18 心そっちのけ

写真を撮るうえで、何が一番大切か?
次の5つの選択肢から、正解を選びなさい。

      (1) カメラ
      (2) レンズ
      (3) 感じる心
      (4) 場所
      (5) 時間

こんな択一問題が出たら、どうしますか?
昔は、分からなければ、真ん中の3つから適当に選べばよい、
そんなデマが出回っていたものでした。
今はどうなのでしょうね?
でも、この問題では、やはり、正解は(3)ですね。
どんなに凄いカメラ、良く写るレンズをもち、
どんなによい場所に、どんぴしゃりのシャッターチャンスに居合わせても、
心が感じない限り、写真は撮れないのですからね。
誰でも分かることです。
でも、実のところ、誰も、心については論じようとしません。
なぜ?
たいていの写真家は、自信満々、
自分は十分な感受性、感性、心を持っていると信じているからです。
私は、そんな自信は持ち合わせていない。
ですから、たえず、自分の感じる心のことを考えています。
でも、生きてゆくうえでは、あまりにセンシティブな心でも困ります。
あまりにも感じすぎると、心は絶えずやすりにかけられているようになります。
適度に鈍くないと、あぶなっかしくって、生きてゆくことができません。
写真を撮るうえでは、選択的な感受性が必要になります。
自分の撮りたい写真を撮るためにだけ、感受性が働いて欲しい。
でも、こんな風に都合よくは参りませんね。
そこで、私が編み出した便法はこうです。
写真的感性を働かせることは完全にあきらめる。
その代わりに、出会ってよかったと思えるものや人を闇雲に撮る。
ある友人はよく言ったものでした、
「一応、これは押さえておきましょう」
この乗りですね。
それも真っ正面から、どんと、そのものだけを。
でも、それじゃ、ほとんど写真になりません。
そこで、ホロゴン15mmF8が登場します。
この稀代の魔術的レンズがちゃんと料理してくれるのです。
どんなものでもよろしい、
みんな料理してあげよう、というわけです。
というわけで、私の場合、この択一問題の正解は(2)なのです。

127.18 ホロゴンデイ38「2009年11月27日②那覇二日目は絶好調」18 心そっちのけ_c0168172_120359.jpg
127.18 ホロゴンデイ38「2009年11月27日②那覇二日目は絶好調」18 心そっちのけ_c0168172_1145784.jpg
127.18 ホロゴンデイ38「2009年11月27日②那覇二日目は絶好調」18 心そっちのけ_c0168172_115647.jpg
127.18 ホロゴンデイ38「2009年11月27日②那覇二日目は絶好調」18 心そっちのけ_c0168172_1151671.jpg
127.18 ホロゴンデイ38「2009年11月27日②那覇二日目は絶好調」18 心そっちのけ_c0168172_1152443.jpg
127.18 ホロゴンデイ38「2009年11月27日②那覇二日目は絶好調」18 心そっちのけ_c0168172_1153357.jpg
127.18 ホロゴンデイ38「2009年11月27日②那覇二日目は絶好調」18 心そっちのけ_c0168172_1154328.jpg
127.18 ホロゴンデイ38「2009年11月27日②那覇二日目は絶好調」18 心そっちのけ_c0168172_1155311.jpg

by Hologon158 | 2010-01-08 01:20 | ホロゴンデイ | Comments(0)