わが友ホロゴン・わが夢タンバール

136.15 ホロゴンデイ40「2006年5月3日、天理の山辺の道を一人で歩いていた」15 ホロゴンこそ運命

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そんなにおっしゃるなら(実は誰もおっしゃっていない)、
ホロゴンが私の被写体を限定してしまった経緯をおはなししましょう。
クラーク・ケントは、事件が起きると、おそらくトイレに飛び込んで、背広を脱ぎます。
すると、Sの字マークのスーパーマンスーツに変身。
ビルを出て、颯爽と空に飛び上がります。
     (余談ですが、背広はどう始末するんでしょうね。
     ひょっとすると、ドラえもんのようなポケットがついているのでしょうか?
     そうでないと、いちいち、さっきのトイレまで戻って、
     便器の後ろあたりに押し込んでおいた背広を取り出して、
     しわしわのまま着込まなければなりません。
     もひとつ、仕事中、おしっこ、どうするのでしょうね?
     なにかと、不便ですね。
     このあたり、今度スーパーマンに会ったら、聞いてみましょう)
私の場合、約15年前に、このカメラに出会ったというか、
向こうから見つけてもらったというか、
ホロゴンウルトラワイドを手にした途端、足はなぜか路地裏に向かってしまったのです。
つまり、カメラが被写体を選んだ。
もしホロゴンが風景を選んでいたら、
本ブログには、美しい風景写真が並び、人気ブログになっていたかも知れません。
でも、ホロゴンは路地裏を選んでしまったのです。
どうしようもないことです。
自分が、ある日、ある場所で、ある父母から生まれ、
無数の偶然と選択で決まる道筋をたどって、
妻と出会い、子供たちが生まれ、友人たちと出会い、
そして、ある日、突然、ホロゴンウルトラワイドと出会う!
すべてが運命ですね。
運命を嘆いてもしようがありません。
運命は、天から授かるものではなく、
自分で紡ぎあげてきた、いわば自分だけの仕事着。
脱ぎ捨てたい古着ではなく、それに乗って大空にかけあがるスーパーマンスーツなのですから。
ですから、ホロゴンもまた私の運命なのです。
そのホロゴンがロボグラフィを撮りたいというのです。
せっかく撮らしてくれというのですから、これをオーケーしなけりゃ、
男が廃る!
2、3ヶ月続けてごらんになったら、早晩ばれることなので、白状しておきますが、
この十数年、まったく同じ調子で、同じようなものを撮ってきました。
私自身は、そのとき、その場で、猛烈にエキサイトして撮っています。
まるで渓流の釣りのようなものです。
採れる魚の種類はごくごく限られている。
でも、釣り師におたずねになってください。
だから、退屈か、つまらないか?
誰一人、退屈だ、つまらないなんて答えないでしょう。
私も同じです。
でも、それは私が撮影者本人だから。
あなたにそんなことを望むのはムリというもの。
もし本ブログに最近おいでになったのであれば、期待しないでくださいね、
私のブログでは、多種多彩、美の極致的写真なんか、いくら待っても出てきませんよ。
どこまで言っても、くすんだロボグラフィばっかり。
文章は、お読みになってもしかたのない、私の独り言。
ですから、毎日なんておいでにならなくてもいいのです。
私のブログは30件の記事が一度にスクロールできます。
せいぜい一週間に一度おいでになって、ざっとスクロールされたら、それで十分ですよ。
というわけで、また、来週おめにかかりましょうね。
ごきげんよう!
by Hologon158 | 2010-02-12 21:17 | ホロゴンデイ | Comments(0)