わが友ホロゴン・わが夢タンバール

136.30 ホロゴンデイ40「2006年5月3日、天理の山辺の道を一人で歩いていた」30 ホロゴン名人探し

前回、林忠彦の逸話を書きましたが、
お弟子さんたち、たしかに師匠との違いをはっきりと悟って、
さて、なにが起こったのでしょうか?
思うのですが、きっと格段に上達されたのではないでしょうか?
おそらく長崎の二科会の重鎮たちとして、
それぞれに赫々たる名声を誇っている人たちだったに違いありません。
このレンズだったら、この程度しか撮れないだろう、
自分の腕前で撮れるこの写真が、このレンズの限界なんだろう、
そう考えていたに違いないのです。
ところが、まるでそうではなかった!
自分に足りないものが沢山あって、そんな不足が充足したとき、
レンズはこれまでに思いもかけなかったようなパフォーマンスを見せてくれる、
そう分かったのです。
素直な人なら、そのあたりを悟って、精進したに違いありません。
そこで、私も切に願うことがあります。
ホロゴンの名手たちの写真を見たい!
この広い世界に、ホロゴンの達人、名人、大写真家が幾人もいるに違いないのです。
そんな名人たちは、きっと私の思いも寄らないような写真を撮っているに違いない!
私は、信じています、
私もそこそこにホロゴンを使ってきましたが、
ホロゴンという巨峰のほんの裾野をのそのそはい回っているだけなのだ!
名人の作品は、きっとあっと驚くほどに、私の写真とは違うだろう。
もっともっとダイナミックで、もっともっと深いものがあるはず。
このレンズはそんなダイナミックレンジを持っているはずなのです。
素人でも、私のみたいに、そこそこに撮れる、
でも、名人が使ったら、とんでもない高みに飛翔し、
天馬空を行くがごとき写真が生まれ出ているに違いないのです。
そして、そんな写真群に接することができたら、
私だって、もっともっと高い境地への道しるべをつかめるかも知れないのです。
それが「感化」ということなのでしょう。
私は、これまで数知れぬ感化を受けてきました。
コンサートホールで大芸術家の演奏を聴き、
付虹先生の揚琴演奏を聴いて帰るだけでも、
揚琴の音が変わります。
とすれば、写真でもそれが起こって欲しい。
ビル・ブラントやジャンルー・シーフの超広角作品群も猛烈に参考になります。
でも、ビル・ブラントの超広角は、おそらく15ミリよりももっと広角、
ジャンルー・シーフの超広角は、スーパーアンギュロン21mmf3.4で、15ミリより狭い。
つまり、帯に短したすきに長し。
このあたりの画角になりますと、1ミリ、2ミリの違いが大きな違いになるようなのです。
凄いホロゴン作家の心あたりがありましたら、
私がどこかでコメント欄に記入しているのを見かけたときに、
ぜひ、そのコメント欄を利用して教えてくださいね。

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by Hologon158 | 2010-02-15 17:07 | ホロゴンデイ | Comments(0)