わが友ホロゴン・わが夢タンバール

145.15 ホロゴンデイ44「2010年2月7日清水あたりで京の雅を体験し」15 背広×カメラって?

法事の席上、従兄の一人からこう尋ねられました、
    「今日はカメラ持ってきてないの?」
私が写真好きであることを知っているのです。
    「持ってきてないよ、
    を撮るつもりにならないと、カメラは持って出ないことにしてる」
私のロボグラフィは、基本的には路地裏が舞台です。
写真を撮るためには、路地裏に行かなければなりません。
路地裏に行くときは、それなりに正式礼装が必要です。
つまり、ちょっとぼろっよれっとした、地味でくだけた服装。
態度もそれに合わせたいものです。
戦闘的に胸を張り、大股で闊歩なんて、ビジネススタイルは避けた方がよろしい。
つまり、普通のおっさんスタイルが一番よろしい。
背広姿は絶対に避けたいところです。
私の仕事は、私の大嫌いな背広スタイル。
長年そんなスタイルで生きてきた人には悲しい「さが」がしみついてます。
背広を着たとたん、ビジネス精神がパリッと全身にみなぎり、
寄らば斬るぞ式敢闘精神で「進め、進め」となってしまうのです。
ですから、背広でカメラを取り出したりすると、悲劇的ですね。
そんな精神でロボグラフィは撮れないのです。
路傍の片隅にひっそりと生きるやつらと同一平面に降りていけない。
もっと正確に言いますと、やつらの自由な平面に上ってゆくことができないのです。
仕事の日にも、外出したときなどに、撮りたいものに出くわすことがあります。
がまんできずに、携帯で撮ったりします。
これは撮影衝動を満足させるため。
でも、ストックするだけで、写真にはなりません。
気持ちが乗っていないのです。
そんなわけで、撮影の日以外にカメラを持ち出すことはないのです。

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by Hologon158 | 2010-03-30 00:12 | ホロゴンデイ | Comments(0)