わが友ホロゴン・わが夢タンバール

145.39 ホロゴンデイ44「2010年2月7日清水あたりで京の雅を体験し」39 古武士的格調が

親友のRAさんが、先日、ローライ35Sで撮った写真を送ってくれました。
レンズは、ゾナー40mmf2.8。
彼が撮った数枚のうち、白塗りの大型バスケットの写りは見事でした。
レンズの最短撮影距離90㎝に設定しての接近撮影なのですが、
あまり記憶がないほどにクリアーで、立体感のある精密描写。
でも、デジタルカメラほど強烈な切れ込みがないので、いかにもナチュラル。
私が喫茶店の中でカメラをお借りして撮った、床の写真も強烈。
油をひいて、年季の入った木の床の質感、てかりが猛烈なる実在感。
ツァイスレンズならではの、男性的な描写力に圧倒されました。
これがヘリコイドなしの完全目測、
ただただ被写界深度頼りのレンズなのでしょうか?
もちろん私もホロゴン15mmF8という、完全被写界深度頼りのレンズなのですが、
40㎜のような準標準レンズでも、目測撮影が簡単にでき、
しかも、その描写がこんなにも深く瑞々しいものだと知ってしまうと、
ちょっと困ったことになりそうですね。
35㎜フルサイズのカメラなのに、超小型で、超精密金属製カメラ。
もちろん、その後、ミノルタTC-1が容積でローライを軽く超えてしまうのですが、
なんと言っても、ローライ35Sにはクラシックカメラの古武士的格調があります。
一度は使ってみたいと以前から思っていたカメラですが、
RAさんのブラック仕上げには参りました。
なんだか夢のカメラに昇格しそうな、不穏な空気を感じますね。

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by Hologon158 | 2010-04-06 20:27 | ホロゴンデイ | Comments(0)