わが友ホロゴン・わが夢タンバール

147.29 ホロゴントラベル1「2010年3月13日清正築城の熊本城の膝元で」29 手際よく、グッパイ

前回の話題は、生き甲斐とかライフワークということに関連しています。
    なにか大きなことをしたい、
    なにか「やったぞ!」と心から言えること、人もそう言ってくれることをしたい、
    生まれてきたからには、なにかで名をあげたい、
    「あいつは確かに居たぞ」と言われるようななにかをして、死にたい、
    死後に、「あの人は偉い人だった」と言われたい、
そんなことを考える人もおいででしょう。
でも、ちょっと考えてみてください。
どこまで記憶してもらえるでしょうか?
    あなた、たとえば昭和時代にこの世を去った人を幾人覚えていますか?
    さらにさかのぼって、大正時代にこの世を去った人なら幾人?
    あなたの親戚で、すでにこの世を去った人のことを一日に幾度思い出しますか?
    すでにご両親を亡くしたとして、
    一日に幾度お父さん、お母さんのことを思い出しますか?
韓流ドラマ「冬のソナタ」の中で、
高校時代に事故で失ってしまった初恋の人カン・ジュンサン、
彼への想いを10年後も断ち切れない女性主人公ユジンを、
男性主人公イ・ミニョン(実は記憶を失ったカン・ジュンサン)はこうたしなめます、
    「死者にできるせめてもの手向けは、その人を忘れてあげることだよ」
初恋の人そのものとしか見えない人からそう言われて、
ユジンは激しく心を揺さぶられ、反発するのですが、
イ・ミニョンの言葉には大きな道理が含まれています。
    人間は、明日に向かって生きなければいけないのであって、
    戻らぬ人への想いはときとしてその邪魔になる。
    ですから、私たちは多かれ少なかれイ・ミニョン式に生きています。
    ですから、自分も同じように、順番が来たら、忘却の彼方に消えるのです。
歴史に残る人って、必ずしも人類に貢献を果たしたからではなく、
ヒトラーのように、極悪非道故に残ることもあるのです。
ですから、
    私は、人生において何をするかが生き甲斐を作るのではなく、
    人生においていかに生きるかの方が大切だと感じるのです。
私の結論はこうです、
        (お笑いにならないように!)
    なにをするかは問題じゃない。
    皿洗いをすることだって、人生だ。
    そのときは、それに集中して、颯爽と手際よくすること!
    さよならのときが来たら、
    颯爽と手際よく、グッパイすること!

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by Hologon158 | 2010-04-20 00:22 | ホロゴントラベル | Comments(0)