わが友ホロゴン・わが夢タンバール

149.03 ホロゴントラベル1「2008年8月23日お盆墓参ついでに大阪梅田に」3 甦りってあるの?

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私は、長男ですが、世間的には、とても親不孝な人間です。
墓地を預かっていますが、年に2回、多くて3回しか墓参りしません。
信仰をもたないので、すでに亡くなった両親たちがあの世に存在して、
私たちを見守っているとは、ぜんぜん信じていません。
墓参は、自分自身を納得させる行為に過ぎません。
ちゃんとやるだけのことはやっていると自分に納得させるため。
もっとも、私のそんな信念に異議を唱える記事を先日見つけました。
(http://10e.org/mt2/archives/201004/160331.php)

    ドイツのベルリンの北にあるライヒェン、
    ポールと言う3歳の男の子が祖父母の家の近くで遊んでいて、
    湖の中に沈んでいるのを祖父が見つけました。
    心肺蘇生のトレーニングをしたことがある父が人工呼吸と心臓マッサージを施し、
    ヘリコプターで病院に運ばれたのですが、
    3時間以上に渡って医学的には脳死状態と診断されたのに、
    3時間18分も経ってから、彼の心臓は再び動き始めたそうです。
    この蘇生は医学の常識を遙かに超えるものだそうです。
    健康を取り戻した後、ポール君は両親にこう言ったそうです、
        「ボクは天国でおばあちゃんと一緒だったよ。
         おばあちゃんが早く戻りなさいっと言ったんだ。」

いわゆる臨死体験ですが、この少年の体験をただちに死後の世界の証明と考えるのは無理。
私は医学を勉強したことがない素人ですが、それでも分かります。
    記事はちょっと間違いがあるようです。
    「祖父母の家」とありますが、文脈では、おばあちゃんは既になくなっているはず。
    でも、亡くなったのは最近で、少年はおばあちゃんを記憶していたのです。
    蘇生のメカニズムがどういうものか、私には分かりませんが、
    脳死の間の現象であったと考える根拠はありません。
    脳が働き始めてからの現象と考えるのが自然ではありませんか?
    とすると、少年の記憶は、蘇生時の脳内現象の記憶でしかないことになります。
    そうであれば、夢と違いがあるのでしょうか?
    この記事の少年の言葉は、自分の脳内現象の報告に過ぎません。
    もしそれが死後の世界の報告であるとすれば、
    夢は一体なんの報告なのでしょうか?
    夢に出てくる荒唐無稽の森羅万象イメージをその存在証明と考える人はいませんね。
    だとすると、この少年の記憶だけ、死後の世界の証明と考えるためには、
    それだけでない別のデータが必要ではありませんか?
臨死体験をもって、死後の世界からの「甦り」の証明とするのは難しいようですね。
この記事を報告された方は、そのあたりをちゃんと理解してお書きになっています。
でも、このニュースを仰々しく流した人は理解していない。
こういうのを「がせネタ」と言います。

というわけで、私が信仰に目覚めるのはまだまだ先のことのようです。
でも、墓参だけは続けます。
最初の3つの記事の写真は、その墓地までの道筋で撮ったものです。
あ、あなた、腹を立てていますね、

    墓参にホロゴンウルトラワイドを持って行った?
    不信心者め!
by Hologon158 | 2010-04-22 12:03 | ホロゴンデイ | Comments(0)