わが友ホロゴン・わが夢タンバール

154.18 ホロゴンデイ47「2010年3月14日熊本の小都市玉名は初夏並の暑さで」18 日本、心配ですね

イエズス会の宣教師たちは、安土桃山時代の日本人たちを書簡に盛んに書いています。
そのもっとも偉大なリーダーだった、フランシスコ・ザビエルは、
日本人が、他に例がないほどに好奇心、知識欲盛んな民族だと報告しています。
あっという間に言葉を覚え、
正確に情報を記録し、果てしなく質問する。
そんな若者とマラッカで知り合って、尋ねました、
    「日本に行けば、日本人は、キリストの教えを受け入れるでしょうか?」
その答え、
    「いろいろと質問して、納得すれば、受け入れるでしょう」
幕末に諸外国からやってきた人たちも、
異口同音に同様の知識欲旺盛な日本人を記録しています。
そこで、疑問。
    今、日本に来ている外国人たち、日本の若者に出会って、
    同じような印象を持つでしょうか?
先頃も、日本、アメリカ、中国、韓国の大学生たちの調査結果がありました。
授業で質問する学生の比率は、日本が最低でした。
アメリカ、中国の学生とは一桁違いました。
つまり、ほとんど誰も質問しない。
電車に乗っていて、感じるのですが、
若者たち、目が輝いていない。
内にこもって、目が曇り、かなり自閉的な雰囲気が漂います。
外を見るとしても、眼差しの温度がとても低い。
歓びをもって、好奇心に満ちて、回りを探索する、そんな気配が希薄。

情熱的な若者たちがもちろん居ます。
たとえば、時折見るタップダンスの若者たち。
爆発的で、目から火花が出ています。
大好きなことに情熱をかけている若者たちは、
きっと安土桃山時代の若者たちと心が通うことでしょう。

それに、幼児や小学生たちは違います。
もっときびきびとして、心が弾んでいます。

でも、中学を過ぎたあたりから、子どもたちは急速に老成し、
内部に沈潜してゆく、そんな感じがします。
私が言っているのは、もちろん都会の若者たちのことです。
でも、若者人口の大半が都会に集中しているのです。
これからの日本、心配ですね。

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   [後書き]
    これは、ファインダーをのぞいているのではありません。
    目よりも少し高いあたりに、ホロゴンウルトラワイドを差し上げて撮っている。
    もちろんあてずっぽうで、この高さと、一瞬で決めたわけです。
    こういうのを「目分量撮影」と言います。
by Hologon158 | 2010-05-08 12:07 | ホロゴンデイ | Comments(0)