わが友ホロゴン・わが夢タンバール

156.28 ホロゴンデイ48「2006年10月8日心斎橋には絢爛濃密な秋があった」28 分析よりも、実績だ!

前回、私は変身願望をもたないと書きました。
これは、なにも私が自分を完全無欠であると考えたり、
これで十分だと考えたりしているわけではありません。
    変えようとして、変われるものではないということもありますが、
    もう一つ、自分の性格をあれこれ考えて、
    欠点とされる性格を矯正しようと考えるのは間違っているのではないか、
    そう考えるからです。
性格をそんな風に分析し、分割管理できるものではありません。
    私たちが折々に感じる自分の長短さまざまな性格は、
    私という人間を織り上げている複雑無比の三次元の織物に、
    スポットライトを浴びせて、浮かび上がる細部に過ぎないと感じるのです。

それが他の性格とどう組みあい、どう協働するか、
私にはとても分析できず、理解もできません。
一般に欠点とされる性格を私は沢山持っていて、
ご丁寧に、友人、妻、子どもたちが列挙し、指摘してくれます。
    でも、そんな短所が、あるときは私の足をひっぱり、
    あるときは、私に望ましい結果をもたらしてくれるかも知れないのです。
私が血液型による性格診断を馬鹿げていると考えて一顧だにしないのは、
人間はもっともっと複雑で深い存在だと信じるからです。
    自分をそんな風に軽々しく分析して、決めつけない方がよいのです。

では、欠点、短所はほっておいてよいものか?
    もちろん、そんなことを言っているのではありません。
でも、性格の矯正というような行動は忘れてもよいのではないでしょうか?
    むしろ人生の中で、今、やるべきことをやる。
    そのとき、望ましい結果を得るために、自分の行動を正しくしようとする、
    その努力を通じて、やるべきことをきちんとなる人間となってゆく。
気がついてみると、自分の欠点、短所が知らぬ間に消えているかも知れない。
いや、それがある故に、今回は成功したのだと分かるかも知れない。
    とにかく、もぐら叩きじゃないのですから、
    あんまり自己分析などしないのがよいのではありませんか?

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by Hologon158 | 2010-05-20 14:57 | ホロゴンデイ | Comments(0)