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162.136 ホロゴントラベル2「2005年9月青森は弘前の町の風情にしびれたね」136 手書きの文章が一番


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ガンダムの生みの親、富野由悠季監督が韓国富川市での映画祭に招聘されて、
トークイベントを行ったという記事を見かけました。
    実は、私は、ガンダムなる存在を知っているだけ、
    映画もテレビも観たことがありません。
    試しにYou Tubeでちょっとのぞいてみましたが、なんとめまぐるしい!
    レーザーガンなのでしょうか、バーと照射されると、ドカーンと爆発。
    光よりも早く動ける機動戦士なんかいるわけがないので、
    あれじゃ、あっという間に互いに全滅なんじゃないでしょうか?
無数のタイプのガンダムがいるようですね。
登場人物も数知れず。
    作者もファンもよく記憶できるものと、ほとほと感嘆します。
平和そのもののロマンチックな韓流ドラマしか観ない私には無縁の世界ですが、
    このトークイベントの記事での監督の言葉は含蓄に溢れています。

「他人のつくったガンダムを観ることができません」
    独創的な世界を創造した人の心意気が溢れていますね。
    まさにそのとおりなのでしょう。
    おそらく気合いが入っておらず、気がつかない細部にぼろが出ているのです。

「手書きの文章が一番重要なデータ」
    この言葉はとてもいいですね。
    ふっと浮かんだアイデアの中に宝石が隠されている。
    そんなアイデアをさっと手帳に書き留めておき、
    次なる創造、想像への足がかりにする。
    書き留めるのを忘れると、そのアイデアは消えてしまって、
    もう二度と戻らない。

「嫌いなものでも、100人ぐらい褒めているものがあったら、それは観ておくべき」
    探求心と心の広さとがあって、これも、よい言葉ですね。
    そんなものでも、しっかりと心を決めて観てみると、いろいろ教えてくれるはず。
    思いがけないプレゼントや発見だってあるかも知れません。
    自分の好みにだけ従っていたら、どんどん狭くなってしまうものです。

このトークイベントのリポーター曰く、
    質問者がどんどん積極的につっこんだ質問を重ねて行く、
    監督が日本語で語ると、韓国語へ通訳される前にどっとくる。
韓国人の気合いが並大抵のものではないことが分かります。
    好きとなると、日本人よりものめり込み方が激しい感じがします。
    ガンダム好きが高じて、日本語まで勉強しているのです。
韓国のコンサートで、歌手が英語で歌いますと、
    観客の中で、英語で唱和する人がかなり居ることを思い出します。

ちょっと大げさに言いますと、
    日本人は言外の意味を重視するあまり、言葉が舌足らずになりやすい、
    韓国人や中国人は、語る言葉がまず大切、だから雄弁にしゃべる、
そんな感じがします。
でも、富野由悠季監督は堂々とトークできる人のようです。
宇宙をまたにかけて戦うガンダムを作る人なのですから、当然でしょうか?
by Hologon158 | 2010-07-22 16:30 | ホロゴントラベル | Comments(0)