166.16 ホロゴントラベル3「1999年8月アイルランドでケルトの神秘を体験し」16 オーロラかボロ船か
砂漠と並んで、あるいは砂漠以上に私たちの夢を誘うのが、
オーロラ
ご覧になったことがありますか?
私はありません。
銀治ぃさんが酷寒のアラスカにお出でになった記事を楽しませていただきました。
私は風景写真を撮りたいと考えたことは一度もありませんので、
写真を苦労してお撮りになっている部分よりも、
むしろオーロラが天上で至高の舞いを躍っている姿に、
じかに接することができることに大いに羨望の念を持ったものでした。
でも、それじゃ、自分も行くかと言われますと、
答えは、
否。
人生、優先順序があります。
私は、自然の美よりも、人間たちの生活の美の方を好みます
非日常的な美よりも、日常生活の中にかいま見える美を選びます。
美というものはとてもプライベートな感情なので、
私は自分の美を大切にしたい。
どんなに万人がこぞって、そんなものは美と呼ばないと宣言しても、
私にとって美であれば、それが、美。
日頃の体験から感じるのですが、
幸いなことに、万人が美と認めるものは私にとっても美。
つまり、私の美のスペクトルが、ちょっと路傍の方にずれているだけ。
このずれている部分が、私のプライベートな美ということになります。
それだけに、大切にしたい。
アイルランドの小さな漁港で見つけたのが、この漁船。
まあ、ご覧下さい。
あなたは、これを美しいと思いますか?
思わないでしょうね。
でも、気にしなくていいですよ。
あなたは私ではなく、
私はあなたではないのですから。
by Hologon158
| 2010-08-12 17:52
| ホロゴントラベル
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