わが友ホロゴン・わが夢タンバール

168.16 ホロゴンデイ52「2007年1月13日当麻から竹之内街道へ孤独の道を」16 家にいても冒険!


168.16 ホロゴンデイ52「2007年1月13日当麻から竹之内街道へ孤独の道を」16 家にいても冒険!_c0168172_1642415.jpg


ちょっと心配になって、未スキャンフィルムを数えてみました。
    全部で85本です。
    100本を超えていなかったので、ほっとしたいところですが、
    1日精勤にスキャンしても、優先順位の高いものが他に一杯あるので、
    せいぜい1日2本というところです。
    できない日もあるので、やっぱり3ヶ月近くかかってしまいます。
    ちょっと性根を入れてがんばりましょう。

まだ、5月15日山辺の道をやはり一人で歩いたときのスキャンを続けています。
    後5本残っています。

3か月遅れて、自分の歩いた道と再会できるって、どんな感じか?
    懐かしい友人との再会に似ているのです。
        ちゃんと覚えている、
        とてもファミリアー、
        でも、懐かしく、嬉しい。
デジタルカメラだと、帰宅すると、ただちに観ることができます。
    とても旧友との再会という気分ではないのではありませんか?
    むしろ担任の教師が受け持ちの生徒たちの期末テストを採点するような気分?
        「ちっ、あんなに教えておいたのに、ちっとも理解していない。
         おっ、あいつ馬鹿だと思ってたけど、今学期、意外にがんばったな」
    冷徹な、あるいは愛の鞭で、教え子を厳しく評価する気分ではありませんか?

フィルムの場合、かなり違います。
    3か月も経つと、もう私も神さまに近いですね、
    とてもあたたかく、すべてを抱擁し、すべてを許す感じ。
    ですから、みんな愛し子に見えてしまう。
でも、そのときの現場のディテール、撮影時に躍った心、みんな思い出せます。
    写真はそんな気持ちをただしく記録していることもあれば、
    記録していないこともあります。
    そのギャップが、スキャン時に一つの反省、希望、切望として、
    心の中に静かに沈殿してゆきます。
このプロセスがいつもスリリング。

    フィルムスキャンは、一つの冒険なのです。
by Hologon158 | 2010-08-22 16:45 | ホロゴンデイ | Comments(0)