わが友ホロゴン・わが夢タンバール

170.06 ホロゴンデイ53「2010年5月11日大阪玉造から鶴橋へ下町お遍路」6 お先真っ暗


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大阪からの帰りの電車の中で、親友のDAさんからこう尋ねられました、
    「ブログでいろいろ政治のことを書いてますけど、
     じゃ、日本の首相には誰がふさわしいと思いますか?」
私は即座に答えました、
    「首相にふさわしい人って、いませんよ」

鳩山、菅両首相の失態は、現在の政治の実態を明らかにしました。
    つまり、彼らは、政策決定、実行のためのチームにバックアップされていない!
    まるで、中世の王様のようです。
    王位に即いた途端、権力者の孤独が始まります。
    誰も信用できない。
    王を陥れ、あわよくば取って代わろうとする重臣たちなど、誰一人信用できない。
    シェークスピアの史劇には、こんな王の孤独がしつこいほどに描かれています。
官僚に対する敵意も露わに政権に付いた民主党です、
    有能な官僚たちをチームに組み込むことはできていないようです。
    さりとて、閣外、党内外を問わず、政策決定能力のある人材がいません。
そして、現代社会、経済が作り出す難問は、
    生半可な政治家たちが独力で解決できる限界をはるかに超えてしまいました。
    国家レベルで総力を挙げて研究検討決定してもなお難しいほどに、
    現代の諸問題は予測不能、解決不能の難問をつきつけているのです。
それなのに、民主党はそうした徹底的な問題解決のための方策など、
    まったく持ち合わせてません。
小沢さんも動向を見ていると、密室政治の度合いはさらに濃厚。
    現代政界に彼以上に実行力のある政治家は居ないと側近たちは言います。
    でも、鳩山政権下で、小沢幹事長は一体なにをしたというのですか?
    参院選で自派を拡張するための準備だけではありませんか?
    盟友のはずの鳩山首相がどんどん窮地に追い込まれているのに、
    終始我関せず、知らんぷりを続けました。
放置しておいても、首相がちゃんと問題解決をすると、踏んでいたとすれば、
    小沢さんに人間を見る目はぜんぜんないことが明らかになります。
鳩山首相には荷が重すぎると考えたとすれば、
    首相の責任と重責軽減もしくは事態改善のための適切な方策をとるべきでした。
    でも、党として、バックアップあるいは首相更迭のための措置を講じた形跡などなし。

どちらが代表選に勝利しても、
誰が首相になっても、
窮地に立つ日本が袋小路に追い込まれたことだけは変わりません。

    お先真っ暗ですね。
 
by Hologon158 | 2010-08-29 00:47 | ホロゴンデイ | Comments(0)