わが友ホロゴン・わが夢タンバール

174.29 ホロゴントラベル5「2010年8月ブロガーに曳かれて新潟参り」29 がんばらなくちゃ!


174.29 ホロゴントラベル5「2010年8月ブロガーに曳かれて新潟参り」29 がんばらなくちゃ!_c0168172_20501281.jpg


先ほど、大阪から帰りました。
    陳少林先生の大阪教室二胡発表会を終えました。
    いやあ、すごい発表会でした。
    会場は、大阪西九条、
    クレオホールという多目的ホールを借り切っての発表会なのですが、
    一人一人が独奏で練習の成果をデモするふつうの発表会とは異なり、
    すべてさまざまな楽器の伴奏付き。
    第1部はどちらかというと、初心者クラス。
    当然ながら、私が参加した2曲も第1部です。
    ところが、後半の第2部になると、がらりと様相を変え、
    次々とプロとまがうほどの見事な演奏が展開しました。

私は二胡を弾いたことはないのですが、
    とにかく猛烈に難しい楽器です。
    その理由は、2本の弦しかないので、低音から高音までの距離が長いこと、
    そのうえ、フレットもないので、ぱっと飛んで正しい位置を押さえるのが難しいこと。
    それなのに、音程が不安定な生徒さんがとても少ないのです。
    陳少林先生が常に音程に気を配り、
    正しい音を出すように指導している成果が十分あがっているのです。

生徒の発表会なので、先生は裏方に回り、
    打楽器、中弦などの伴奏楽器を担当していたのですが、
    第二部では、やや前面に立たれます。
    シルクロードの冒頭で京胡の独奏を入れ、
    ラストエンペラーの冒頭では二胡の独奏を入れ、
    最後の講師演奏では「葡萄熟了」という難曲。
    すべて見事でした。
    情熱、気合いがこもっている演奏なのです。
最後の講師演奏では、開始前に、ちょっと舞台でもめています。
    先生がマイクからずっと離れよう離れようとされるのです。
    二胡はとても音量の少ない楽器なので、
    オーケストラと協奏するときは、マイクを補助に使います。
後で先生に尋ねました、
    「どうして、マイクから離れよう離れようとされたのですか?」
先生、答えて、
    「私は、マイクを通して聞こえてくる二胡の音がきらいなのです。
    できたら、マイクなしで演奏したい」
一本筋の通った人なのです。

    ますます、惚れてしまいました。


私は、この先生の伴奏をずっと続けます。
そのためにはがんばらなくちゃ!
by Hologon158 | 2010-09-18 20:53 | ホロゴントラベル | Comments(0)