174.33 ホロゴントラベル5「2010年8月ブロガーに曳かれて新潟参り」33 呉汝俊、激演!
昨日の発表会のゲストは呉汝俊(ウールーチン)さん。
京劇の女形スターにして、京胡の第一人者です。
この呉汝俊さんのここに至る過程については、次のサイトで。
(http://www.avexnet.or.jp/wu3/special/)
(http://japanese.cri.cn/205/2007/01/08/1@83342.htm)
昨日は、京胡の演奏者としての出演です。
大阪の生徒さんが彼の事務所にアクセスして申し込んだそうです。
あれこれ交渉したそうですが、売れっ子で超多忙な呉汝俊さんが、
関西の二胡教室の発表会にお出でになるのです。
それも前日北京から大阪入りして、翌日の今日、帰国。
わざわざ陳小林先生のためにお出でになったのです。
事務所側でもしっかりと調査したうえで、
これなら行っても、経歴をはずかしめないと判断したのです。
その舞台は、もうびっくり仰天のパフォーマンス!
幕が上ると、呉汝俊さんが京胡を手に座っていました。
もうそれだけで、絵になります。
突然にっこり笑いました。
その笑顔の、変な言い方ですが、気合いの入り方は尋常ではない!
たちまち観衆の心を笑顔一つでつかんでしまいました。
京胡の演奏は、これまで聴いたことがないほどの大音量をバックに、
強烈そのものの演奏ぶりに、ぶっとんでしまいました。
陳小林先生ととても良く似た演奏スタイルで、情熱そのもの。
でも、その語りがまた素晴らしい。
日本と中国の架け橋になりたいという情熱に溢れています。
そして、こうして招いてくれたことに対して、
陳小林先生に対して、幾度もお礼と讃辞を述べられるのです。
最後には、花束を贈られると、沖縄の歌「花」をアンコールしてくれました。
これには、まさにおったまげました。
京劇の発声をかなり使っているのでしょう。
とにかくどこまでものびのびと広がってゆく、突き抜けた美声。
声が自由自在なので、クライマックスへの展開がはてしないほど。
こうして、最初から最後まで圧倒され続けました。
発表会とは思えない、高度な演奏会、
そして、発表会とは思えない、圧倒的なショー、
午後1時半から5時まで、大いに楽しませてもらい、元気をもらいました。
呉汝俊さんもまた、気合い溢れる人物でした。
韓国人といい、中国人といい、その気合いの程は並大抵ではありません。
日本人ももっとがんばらなくちゃ、ね。
どうすれば、よいのか?
志を立てて、人生を真剣に懸命に突っ走り、
新しいものに怖れず挑戦し、体験を我がものにしてゆく、
これ以外には、方法はないのではないでしょうか?
by Hologon158
| 2010-09-19 12:58
| ホロゴントラベル
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