わが友ホロゴン・わが夢タンバール

182.13 ホロゴンデイ54「2010年7月17日天下の祇園祭なのに裏道伝い」13 扉は開かないけど


とても嬉しく、心強くなる偶然がたった今起こりました。

猫たちの夕食の時間です。
    猫たちにそれぞれ食事を用意し、それぞれの部屋に配り、
    (台所で夕食を準備するとき、足下に、銀太だけが待ち、
    2階で頂くグリと静は、玄関の階段下あたりにたむろして、
    私がお皿を2枚持ってくるのを待っています。
    我が先に手当たり次第飛びつくような不作法はしないのです)
1階と2階の2個所のキャッツトイレを掃除しながら、考えました、
    私がホロゴンウルトラワイドに出会って、飛びつき、
    ホロゴンでロボグラフィを撮るようになったのは、
    結局、人の真似をするのがいやだったから。
    自分で自分だけしか撮らないようなものを見つけ、撮りたい、
    それがたとえ、誰も認めないようなものでも。
そこで、採用した方法は、
    路地裏で腰だめノーファインダーのホロゴンで撮るという、
    乱暴至極な方法でした。
    どんなに滅茶滅茶な写真になっても、この方法一筋で来ました。

ご覧になったら、お分かりのように、まだ縦位置が撮れません。
    ホロゴンで縦を垂直にできたら、像が立ちます。
    そのときのすっくとした印象はこたえられません。
    でも、その垂直線がノーファインダーではなかなか出せないのです。

予想通り、私の写真を認める人はほとんど居ませんが、
    私は、すでに「写真素人」に徹する決意を固めているので平気。
    でも、ホロゴンにきちんと縦位置を撮らせてあげたい。
    だから、歯を食い縛って、続けています。

子どもたちに夕食をあげて、階段に置いた日経夕刊を取り上げました。
    私は新聞は読みませんが、文化欄だけ見ます。
    「職人の柔らかさ」というコラムが目に入りました。

        清田茂男さん、82歳。まだ現役、

    たった13人の町工場清田製作所を経営して、
    コンタクトプロープという半導体検査用品を作っています。
    世界トップレベルの技術だそうです。

    その清田さんの自著の題が「愚直に勝る天才なし!」
    その中で、こう書いておられるそうです、

        人間のアイデアは有限だが、
        今までの常識と違うことを試してみると、
        扉が開くことがある。

私がたった今考えたことと、とてもよく似ていました。
    私がこれまでやってきたことと似ています。
    もうそれだけで、嬉しくなってしまいました。

私のホロゴン写真、まだ扉は開いていませんが、
    扉が開こうが開くまいが、私にはどうでもよろしい。
    ホロゴンと日々つきあい、ホロゴンに写真を撮ってもらう、
    ただそれだけで、十分幸せなのですから。


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by Hologon158 | 2010-10-23 18:06 | ホロゴンデイ | Comments(0)