195.20 ホロゴントラベル8「2010年12月5日大阪茶屋町にズミクロン50mmf2見参」20 縁
土曜日の朝、JR天王寺駅で待ち合わせました。
畏友のRAさんがまず登場。
彼は絶対に待ち合わせ時間に遅れない人です。
約束すると、必ず守ります。
2人で握手して雑談していますと、声、
「やっ、RAさん、どうしてこんなところに!」
RAさんは若い頃から合唱を生き甲斐としてきました。
かなり高名な合唱団だそうです。
当時、その合唱団を率いていた指揮者だったのです。
音楽学校は出ていないのに、
絶妙の指揮で、合唱団の力を最大限発揮できる人だと、
おりに触れて、RAさんから聞かされていた人。
一週間前の日曜日のことも一つ思い出しました。
私たちはかなり早くコンサートホールに入り、好みの席を取りました。
まずはお手洗いと席を立って、戻ってみると、
私の席の隣の年配の女性が私を見上げて、
「あらっ!」
なんと、妻の中学校時代からの親友が友人と座っていたのです。
その日、RAさんも私に黙って、
ゴスペルにわざわざお出でになったのです。
私も来ているだろうと考えて、ホールの中を探したそうです。
でも、見つからなかったそうです。
11月6日、当尾の里の山道で事務所の若い女性と出会ったことは、
すでに書きました。
群衆の中では見つけようとしても、見つからないのが普通。
それなのに、この広い世間の一隅で、ふっと知人に出会う。
そんなことが、こんな風に立て続けに起こります。
なぜなのでしょうね?
縁
もちろん、これも縁ですね。
人間は、無数の選択肢の中でたえず選択しつつ行動します。
お互いに、ジグザグ運動をくり返しています。
その2人のジグザグ線がどこかでピタリ同じ地点に重なり、
しかも、互いに気がつく。
その確率をどう計算できるのか、見当もつきませんが、
天文学的な確率なのではないでしょうか?
でも、なにかが起こるので、このことも起こった。
その反面、このおかげで、別のあのことは起こらなかった。
こんな風にして、出会いが生まれ、
人生が織りなされていきます。
人間の一生って、よくよく考えてみますと、
玄妙なものですね。
by Hologon158
| 2010-12-20 12:27
| ホロゴン外傳
|
Comments(0)