196.00 ホロゴン画帖56「十茶帖 大阪茶屋町で銘玉ズミクロンを筆下ろし」
近頃、少しずつレンズを増やしています。
ホロゴン一筋の人間がどうして?
ホロゴンに迷いが出てきているわけではありません。
クラシックレンズの相場が猛烈に低迷していて、
長年、羨望の眼差しを注いできた高価なレンズたちが、
とても手に入れやすくなってきたこと、
歳をとると、いつも死を考えて、
「楽しむには、今しかない」という気持ちが強いこと、
この2つの事情が後押しをしているようです。
ということで、長年垂涎のレンズだったズミクロン50mmf2を手に入れ、
私は今、宿望の一つを果たしたという気持ち。
でも、どんな名レンズを持ち出しても、
ホロゴン15mmF8にはかなわない!
これが私の確固たる信念。
なにもユニバーサルにホロゴン15mmF8の覇権が確立されている、
そう主張するわけではありません。
あくまでも、私個人の気持ちの上で、そうなのです。
でも、だから、他のレンズの良さも楽しめないわけでもない。
この世の不変の原理が一つあります。
「上には上がある」
でも、だからと言って、果てしなく上を探し求める、
これはまさにドン・ファン症候群。
もう一つのもっと大切な原理を忘れてはなりません。
「足るを知る」
この2つの原理の間で平衡をとりながら生きていきたいものです。
by Hologon158
| 2010-12-22 19:20
| ホロゴン画帖
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