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201.09 ホロゴンデイ59「2011年1月2日新年は奈良町の出会いで始まった!」9 石本正さんの座談


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5日の日経新聞朝刊文化欄に日本画家石本正さんの記事がありました。
冒頭の言葉で惹かれました。

    「僕は勝手者ですから、好きなことしかできない」

90歳の画家の座談が一々面白いので、写させていただきます。

    「今も次々と発想が湧くんです。
    新しい作品を何枚も同時に並行で制作している。
    最近は朝6時に起きる。
    モーツァルトの曲をCDで流し、何時間も続けて描きます」

    「僕は好きなことだけやってきた。
    画壇つきあいはしていない。
    20代のとき、日展に出していたが、
    東京で日展の展覧会があっても、一度も見に行ったことがない。
    他の人の絵に興味がないし、時間をとられるのが嫌いなんです」

    「審査員から「古くさい」と言われた。
    でも、気にならなかった。
    日展の小野竹喬さんから褒められた。
    それも気にしないし、ありがとう、とも言わない。
    「それぞれの見方がある」と思うだけです」

    「横山大観も竹内栖鳳も嫌いです。
    横山大観なんか「富士山の絵ばかり描いて、どこがいいの」と思ってしまう。
    画壇とか権威的なのは、本能的にいや。
    桜にも魅力を感じない。
    なんでやろうね」

    「松下幸之助さんもここへ来て、
    馬の絵を描いて欲しいと言われたのですが、
    僕は描く気にならなかった。
    自分の絵以外のことに神経を使うのが嫌だから、
    そういう付き合いを少しずつ減らしていった」

昨年、心筋梗塞で倒れたのですが、

    「病気のことは気にしないし、どんな病名かも知らない。
    死んだら死んだときのことだという気持ちがある。
    前より身体はきつくはなったけれど、
    画面を前にすると「ここはこうやれ、今度はこうしたらええ」と、
    画面が教えてくれる。
    それが一番楽しい。
    絵は自由でないといけない。
    僕にとって絵は、何よりも、遊びです」

一々もっとも!
    とくに、最後の言葉にぐっときました。

はじめて知った画家なので、グーグルで検索してみました。
    とても素敵な絵なので、一枚お借りしました。

        画家の精神も絵も、
        きりっと引き締まり、
        すっくと立っています。


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by Hologon158 | 2011-01-06 11:17 | ホロゴンデイ | Comments(0)