わが友ホロゴン・わが夢タンバール

206.17 ホロゴンデイ「2010年12月31日 平成22年大晦日はホロゴン締め」17-完-これは危険


           [Rara Avis展ご案内は、1月17日ホロゴンニュースをご覧ください]


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オークションは宝探しゲームだと書きましたが、
    最後の競りの局面は、完全に缶蹴りゲームですね。

どんな風に競りが進行するのか、興味があったので、
    bitが20もあるライカⅡボディを観察してみました。
    戦前の古いバルナック型ボディなのに、軍艦部のブラックペイントがとても美しい。
    新品とまではいかないけれど、ほとんど傷がない感じ。
    それが数ドルから始まって、終了直前には、たしか550ドルまで上がっていました。
私も、ブラックペイントを一つ持っていますが、こんなに美しくはありません。
    いかにもバルナックらしい風格があります。
    でも、オーバーホールをしていないので、
    真冬の厳寒で使って、もうほとんど泣きそうになりました。
    巻き上げが、フィルムが進むにつれて、どうしようもなく重くなり、
    天の岩戸を引きあけようとするタジカラオノミコトそこのけの力を必要としたからです。
    売るつもり。
    そんな私ですから、美しいからと言って、ビットに参加する気にはなれません。

終了時刻2分前に行ってみました。
    残り時間が表示され、刻々と秒数が少なくなりました。
    ぜんぜん動きはありません。

        20秒前、なし。
        10秒前、なし。
        5秒前、まったく動きなし。
        3秒前、突然、画面にたしか591ドルだったか、表示が出て、
        2、1、
        終了!

最後の伏兵は、それまでの最高入札者とは別名でした。
    最高入札者が固唾を呑んで見守っていたとしたら、
    もう、足を払われたようなショックを受けたかも知れませんね。

子供の頃、缶蹴りをしたことがありますか?
    一人が缶を守り、他の子供は隠れて隙をうかがっている。
    姿が見つかったら、アウト。
    見つからないまま、走り出て、缶をけ飛ばしたら、勝ち。
    そんなゲームだったように覚えています。
オークション、これにそっくりです。
    こんな廉価な競りでも、こんなことが起こるとしたら、
    超レアものの激戦では、もう0.1秒の差が勝負を決めるかも知れませんね。
    この缶蹴りゲーム、高みの見物からちょっと面白そうです。
    思わず笑ってしまいました。
    でも、本気にこのゲームを楽しむつもりはありません。

競争心旺盛な人なら、激戦区にぶつかると、
    それまで欲しいと思っていなかったものにまでも、
    遮二無二、参加してしまうかも知れません。
    これは危険。
    気がついたら、ごみみたいな、役立たずがごろごろ。

私は、長年本気で欲しいと思ってきた何本かのレンズとカメラを、
    こんな競争なしにオークションで手に入れることにしました。
    そのためには、まず、手持ちのカメラ、レンズの整理からはじめて、
    資金を貯めなきゃ!

なお、デジタル派のあなたには、クラシックレンズはお勧めしませんよ。
    デジタルボディに付けると、
    どんなに古いレンズもかなり鮮鋭細密描写に生まれ変わります。
    クラシックレンズの味わいのレンジが1から100まであるとすると、
    デジタルボディでは、50から100に限定されかねません。
    
    ほんとのおもしろさは、1から30位にあるのに。
by Hologon158 | 2011-01-21 18:01 | ホロゴンデイ | Comments(0)