わが友ホロゴン・わが夢タンバール

208.09 ホロゴンデイ61「2005年11月5日大阪寺田町からいずこと知れず下町へ」9 香りと重み


           [Rara Avis展ご案内は、1月17日ホロゴンニュースをご覧ください]


昨日朝、奈良から大阪天王寺までの大和路快速では、
   まず、iPodで、フランス・ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラで、
   ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」を聴きました。

   歯切れがよく、溌溂とした演奏です。
   でも、聴いている内に、ちょっと気になってきました。
   なんだか裸の木を見ているような気持ち。
   すっきりしすぎているのです。

我慢ができなくなって、ゲオルク・ショルティ指揮の定番のワーグナーに。
   カルショーがプロデュースした記録的な「ニーベルンゲンの指輪」全曲中の白眉、
   
       「ジークフリートの葬送行進曲」

   ウィーン・フィルの全合奏が頭の中で響き渡りました。
   東大寺の大鐘さながらに、
   古色蒼然たる荘厳かつ重厚なるサウンド!
   フルオーケストラでクレッシェンドするシーンでは、
   もう果てしなく果てしなく、サウンドが盛り上がってゆきます。
   タイタニックを呑み込んだ大津波さながらの迫力。

クリプシュのイヤホーンのおかげで、
   電車の中にオーディオルームが出現したかのようでした。
   録音したホールも違うのでしょう。
   でも、それだけではない感じがします。
   ウィーン・フィルの歴史がそのサウンドには籠もっているようでした。
   一朝一夕には出せないような、香りと重み。

ツァイスやライカのレンズにも感じられる、特殊ななにか。
   ホロゴンでも、そんな香りと重みを感じさせる描写で撮れたら、
   幸せなのですが。


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by Hologon158 | 2011-01-24 00:23 | ホロゴンデイ | Comments(0)