212.54 ホロゴンデイ63「2010年1月23日 秀吉の故地、滋賀長浜は雨だった」54 プロセスがすべて
[Rara Avis展大阪展終了、次は東京展。2月16日ホロゴンデイ212.19をご覧ください]
写真は、結果がすべてではありません。
前回の言葉を覆すようで、申し訳ありませんが、
少なくとも私にとっては、そう。
写真は、プロセスがすべてです。
どこで、
どんなものを、
どんな気持ちで、
どのカメラで、
どのレンズで、
どのフィルムで、
どんなスタンスで、
どの瞬間に、
どの方向に、
どんな位置で、
どんな絞りで、
どんなシャッター速度で、
撮るか?
一枚一枚について、瞬間にそのすべてが決まらなければなりません。
写真素人であるのは、
私の姿勢、私の写真との関わり方の問題であって、
撮り方ではありません。
私がもっているカメラのすべてが、完全なる習熟を前提としています。
慣れないと、ろくな写真が撮れません。
慣れるためには、ひたすら現場で撮影経験を重ねないと無理、
そんなクラシックカメラばかり。
なにしろ9割方、
私のカメラは露出計なんて便利なものは付いていないのですから。
そんな不便なものをどうして好むのか?
難しいからです。
困難を一山一山乗り越えるのが、人生を楽しくさせてくれるからです。
そして、これが一番、大きな理由ですが、
結果はどうでもいいから、できるのです。
別に、私があまのじゃくだからでも、世をすねているからでもありません。
自分の人生を大切にしたいからです。
良くも悪くも、一生、共に生きなければならないのは自分自身。
その自分自身に人生を生き生きとエンジョイしてもらわなければ。
by Hologon158
| 2011-02-27 01:01
| ホロゴンデイ
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