わが友ホロゴン・わが夢タンバール

214.32 ホロゴンデイ63「2011年2月13日 現代都市神戸に80歳のオールドカメラ見参!」32 フリーですから



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今回のRaraAvis写真展「七人七色のまち」も、明日で終わり。

関西の7人、いずれも事情があって、今日明日は不在。
きっと主催者もゼロ、来客も限りなくゼロ、
でも、近くのおトイレでは、常時、1ないし4名の来客で賑わう、
そんな時間が静かに過ぎていることでしょう。

月曜日など、かなり年配の堂々たる押し出しの紳士、
ふっとのぞき込み、それから消え、しばらくして顔を出して、
ちょっとおずおずと、

「これ、有料ですか?」

私、吹き出すのをかろうじてこらえ、
「いえいえ、フリーですから、どうぞ、どうぞ」
紳士、安心した風情で入室し、ぐるりと一巡して、
満足したような表情で立ち去られました。

この紳士の心をのぞき込んでみますと、趣意は明らかです。
お金を出してまで見る価値はないけど、
ただだったら、見てみましょう。
財布と相談は大阪人ばかりではありませんね。

でも、文句はいえません。
どんなお金を積んででも、見たい!
そう思わせるのでなくちゃ!

実際に、RaraAvis展があることを知って、
遠近を問わず、幾人もの方が貴重な時間と金を費やして、
おいでいただいたのです。
うれしいですね。

でも、浪費ではなかった、観てよかった、
そう心から思っていただいたでしょうか?
そう考えると、内心忸怩たる思いがこみあげてきます。

ひょっとすると、写真展って、はた迷惑かな?
by Hologon158 | 2011-03-08 22:45 | ホロゴンデイ | Comments(0)