わが友ホロゴン・わが夢タンバール

215.10 怠慢だらけじゃないか?


20時5分配信のニュース

東京電力は14日午後7時45分、福島第1原発2号機の冷却水が大幅に減少し、
約4メートルある燃料棒がすべて露出したと福島県に通報した。
核燃料の一部が溶ける炉心溶融も否定できないとしている。
東電は午後8時ごろから炉内への海水注入を開始。
水位が上がり始め、同8時すぎに燃料棒下端から30センチまで上がった。
同社は同日夕から海水注入の作業を始めていたが、
炉内に海水を入れるためのポンプの燃料が切れていたといい、
燃料を入れ作業を再開した。 

この発表、おかしいと思いませんか?

時間順序がはっきりしないために、
一読しただけでは、なにがどう起こったのやら、
さっぱり分かりません。

故意にぼかしてある、そうとしか考えられない。
というのは、推測するに、実際に起こったことは実に簡単な出来事なのです。

1 本来の冷却装置が故障
2 そのため、炉内の温度が上がり、どんどん冷却水が蒸発
3 大急ぎで海水の注入を開始
4 ところが、気がついてみると、燃料棒が全部露出していた!
5 海水を注入していたのにと、大急ぎで調べてみると、
なんとまあ、ポンプの燃料切れで、注入がなされていなかった!
6 燃料はどこだ? なに、備蓄がない! すぐ手に入れてこい!
7 しょうがないから、一応、この事態を発表
8 その後ようやく燃料が手に入り、午後8時頃注入開始。

はっきり分かることは、海水注入のためのポンプの点検がなされていなかった。
そのため、燃料がほとんどないことに気づかなかった!

3号機でも、海水を注入していたところ、注水ポンプの海水が切れて、
注入できないまま、水位が低下し、メルトダウンが起こったようです。

ここでも、注水ポンプの本来の機能は、
メルトダウンが起こらないようにすることにあることを考えますと、
注水ポンプの海水が切れてはならない筈です。
ここでも、本来の機能を果していない!

これらのどこが、多重保護装置なんだ!
多重保護メカニズムかどうか知りませんが、
1つもうまく機能していないところを見ますと、
その随所で、人為的なミスが絡んでいるようです。
そんなミスを隠蔽するために、出来事を故意にぼかして発表している、
そんな感じがしてなりません。

お粗末!
by Hologon158 | 2011-03-14 21:57 | ホロゴンニュース | Comments(0)