わが友ホロゴン・わが夢タンバール

217.19 ホロゴンデイ64「2007年2月13日奈良竹内街道は晴れ渡っていた」19 世界に1つだけの


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この「アーティストの言葉」という本に私が期待していたのは、
刺激に満ちた言葉で私を奮い立たせてくれること。
すごい言葉を見つけました。

イタリアのインダストリアル・デザイナーの草分け、
エットーレ・ソットサスの言葉。

チャールズ・イームズが椅子をデザインするとき
単に椅子をデザインしているのではない。
座り方をデザインしているのだ。
つまり、1つの機能をデザインするのであって、
単に(椅子という)機能に従って
デザインするわけではないのだ。

その椅子が、今まで体験したことがない座り方を提供してくれるのです。
私も、数年前、大塚家具という巨大家具店に行って、
とにかく何十という書斎椅子に座ってみました。
そして、ついに見つけました。

その椅子に座ると、
座っていることを忘れるのです!

一日中座っていても、腰も身体も疲れません。
だから、こうしてブログを書き続けることができます。
あなたも見つけてみてください。

写真にも、この言葉が応用できそうです。

あるものに出会って、撮りたいと思ったら、
その瞬間、これまでの自分の写真、人の写真、
すでに知っている範型、モデルとなる写真を全部忘れてしまい、
この瞬間にこのものに感じている思いが全部出るような、
まったくそのもののための、その場限りの独自な撮り方で撮ってあげる!
それがほんとの「写真を撮る」ってことなのではないでしょうか?

私には、とてもできない芸当ですが、
よくよく考えますと、
それこそロボグラフィを正当に遇する方法ですね。

世界に1つだけのものなのですから、
世界に1つだけの撮り方で撮ってあげたい。

どうですか?
よし、やってやろうじゃないか!
そうお感じにはなりませんか?
by Hologon158 | 2011-03-21 17:26 | ホロゴンデイ | Comments(0)