219.18 ホロゴンデイ65「2011年3月6日僕ら江戸っ子神田の生まれだーい」18 吸血鬼か狼男?
神田界隈の夜を一緒に撮影した新潟3銃士の内、
ara_umiさんは、秋葉原の手前で、別の会合があるとのことで、
いそいそ、そそくさと別の道においでになり、
残ったお二人と秋葉原の夜を撮影しました。
このお二人、yoshiさんとnontanさん、
そろって最新最強の武器、ライカM9で武装。
私は古代カメラのホロゴンウルトラワイド。
というわけで、夜の撮影という点で道具からして太刀打ちできません。
ライカM9のような最新のデジタルカメラは、
どんなに暗くても、まるで薄暮のように、
暗がりを見事、明るみに引きずり出してくれます。
ホロゴンは、f8固定ですから、夜間用とはとても言い難い。
私は、お昼間なら、脳内露出計で露出を自動的に決定できます。
過つことはありません。
だから、ネガをプレビュースキャンしますと、同じ濃度。
とても濃厚な画像が並びます。
でも、EV値の8、9あたりから、完全にあやふやになります。
闇のグラデーションを明るさ順に識別しろと言われてもねえ....
そこで、夜になると、別の戦術を使います。
私のカメラの90%は露出計を内蔵していませんので、
夜になると、使用レンズの開放絞りにして、
私の手ぶれ限界線である15分の1か8分の1で撮ります。
撮れたらいいし、撮れなければ、不運とあきらめます。
今回も、主に8分の1で撮り続けました。
ASA感度400のフィルムですから、
15分の1秒は、EV値8、8分の1秒はEV値7。
こうすると、それより暗い部分は全部暗黒になります。
本来よりもかなり暗い画面になります。
丁度、デジタルカメラとは逆の現象が起こるわけです。
でも、こちらの方が夜らしい画像になる、そう考えたいですね。
デジタルカメラの夜の画像って、まるで、
夜でも視力の落ちない、吸血鬼か狼男の視線じゃないですか?
by Hologon158
| 2011-03-28 00:01
| ホロゴンデイ
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