わが友ホロゴン・わが夢タンバール

219.24 ホロゴンデイ65「2011年3月6日僕ら江戸っ子神田の生まれだーい」24 なにをぐずぐず?



福島第一原発の2号機の外溝からプルトニウムが検出され、
そのうえ、敷地の土壌にも放射能が検出、
燃料棒の損傷が予測を遙かに超えて、
かなり深刻だということがわかったようですね。

こんな風に、従来の楽観的予測を軽く覆す事実が起こるたびに、
専門家と称する人たちがと確証します、
「大丈夫、原子炉は壊れていない」

これが不思議です。

事態をちゃんと専門的に見ていないのではないでしょうか?
計器が完全にいかれているうえ、
さまざまなデータが十分に採集されているとは思えません。

今回の外溝、土壌の数値も、記事から推測するに、
これまで調べていなかったもので、
昨日今日に突然跳ね上がったものではなく、
次第に蓄積されてきたものではないでしょうか?
漏れるはずがないとされてきた原発施設外なのですから、
外溝、敷地までちゃんと測定してこなかったのです。

異常な数値が測定されたとき、常に伴う言葉がこうです、
「どこからこの水が出てきたのか、わからない」
そして、続く言葉が、
「でも、原子炉が壊れて、そこから直接出てきたのではない」
ここでも、東電と政府の甘さが立証されています。
本気で、大したことじゃない、原子炉は安全だ、
そう信じ込んできたから、ちゃんと調べようとしていない。
だから、今になってこんな重大な発見をするのです。

もういい加減にしてほしい!

このような原発事故になんの準備もしてこなかった、
そして、事故に対応する専門知識ももたない人たちが右往左往している、
それが現状です。

東電は、諸外国の援助は不要とあれほど頑なに拒んできたのに、
ついにフランスに援助を求めたということです。
お手上げなのです。

原発の現場担当者のみなさんのご苦労は想像を絶するものでしょう。
無責任、無能な原発建設担当者たちのミスをしりぬぐいさせられて、
どうしようもなく難解なクライシスに対処させられているのです。
まったく同情に耐えません。

原発の上屋がふっとぶほどの爆発、
燃料棒の暴走的加熱が続発した原子炉が、
どこも壊れてないなどと想定する人って、
完全な素人なんじゃないでしょうか?

私のような完全ど素人でも、事故の最初から、
このブログで、現状認識は甘すぎる、
原子炉には最悪の事態が起こっており、
またはこれから起こると予測して、迅速かつ徹底的に対応すべきである、
と、終始書き続けてきました。

本当の専門家なら、こう言うはずではありませんか?
「現状として、どうなっているか、推定できません。
しかし、最悪の事態を視野に入れて、ただちに行動すべきです」

自称専門家のど素人たちに意見を求めるのは、もうやめましょうよ。
ぜひ、このクライシスに立ち向かえる本物の専門家を起用して、
迅速かつ的確徹底的な問題解決をお願いしたいですね。

ここまで悪化が判明したのです。
本物の専門家が指揮官となれば、東電に対し、ただちに命じるでしょう。
再利用を前提として、なすべき作業をぐずぐず引き延ばすのはやめなさい。
ただちに、廃炉に向けて原発設備の汚染除去の方策、プログラムを組んで、
実行に移しなさい!


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by Hologon158 | 2011-03-29 16:58 | ホロゴンデイ | Comments(0)