わが友ホロゴン・わが夢タンバール

221.51 ホロゴンデイ66「2011年3月6日濹東綺譚の荷風を気取ってはみたけど」51 ゴン亭序



yoshiさんが、銀塩フィルムの販売終了の話題をお書きになっていました。
かなりのフィルムがこの世から消えるようです。

私が使用していますのは、コダックの最廉価版、
コダック・ゴールド100と400。
これは含まれていないので、終了にはならないのでしょうか?

私の場合、絶対に銀塩でないと撮れないレンズを2本持っています。

ホロゴンウルトラワイドのホロゴン15mmF8
ライカMマウントのホロゴン15mmF8M

この2本は、私の写真人生にとっては、命!

もちろんこれが使えなくなっても、
私の写真人生は終わりません。
でも、随分つまらなくなるでしょうね。

心なしか、銀塩のネガカラーフィルムは近頃強烈に進化しています。
たとえば、前回の写真の2枚目。
まるで、デジタルレンズで撮ったかのように、鮮鋭で精密。

でも、私は、スキャン時もブログアップ時も、細工はしません。
写真の濃度を揃えるために、レベル補正をほんの少しいじるだけで、
アンシャープマスクは一切使用いたしません。
それに、いくら細工をしても、こんな立体感は出ないでしょう。

まさにこれからが銀塩フィルムの旬なのです。

先ほどのRara Avis展でも、カラー写真は一人をのぞき、
全員、ネガカラーの廉価版。
私が7000円の最廉価インクジェットプリンターでプリントしましたが、
ポジのぶれた作品1枚をのぞき、
一切、アンシャープマスクはかけていません。
それでも、かなりの方が、ポジのダイレクトプリントと受け取られました。
それほどに、ネガカラーフィルムは上質になっているのです。

ラボの技術者の方は十年ほど前にアドバイスをしてくれました。

「フィルムスキャンでパソコンに取りこむのであれば、
工事用フィルムを使ってください。
とくに、コニカのセンチュリアはとてもベースが薄くて、
色づけもないので、スキャンに向いています。
レンズの特性を忠実に再現してくれ、かつグラデーションもいいですよ」

数年前、コニカが生産を終了するまで、センチュリア専科でした。
その後は、コダック・ゴールド専科。
センチュリアより華麗になりましたが、嫌みはありません。

このネガカラー天国を、神様、どうか、私があの世に行くまで続けてください。

唐の太宗が王羲之の「蘭亭序」を墓に持っていったように、
私もホロゴン15mmF8の2本、つまり「ゴン亭序」をもって、
あの世に参りましょう。

銀塩フィルムがないのであれば、ただのレンズなので、
誰も惜しまないでしょうからね。


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by Hologon158 | 2011-04-11 00:01 | ホロゴンデイ | Comments(0)