226.05 ホロゴンデイ67「2011年3月7日東京4日目の朝は雪だった」5 目測の天才!
今日は、よい勉強しました。
ウクライナからオークションで手に入れたレンズが到着したのです。
ほんの数千円のロシア製レンズ。
「Mir 1V 2,8/37 Lens WIDE ANGEL M39 GRAND PRIX BRUSELLES」
それ以上の説明はありませんから、
私はてっきりライカにそのまま使えると早合点したのです。
よしよし、ライカに使えると、LMリングにねじ込み、
ライカM9に装着しました。
試写してみて、あれっ?
画面はボケボケの空漠シーン。
はて、M42マウントだったかな、と、M42にねじ込もうとしても、
すかすかで、39であることはもちろん明らか。
でも、よくよく見ると、「L39」ではなく「M39」だった!
そのとき、はっと思い出しました。
ライカ用L39のチューブを持っていたのです。
なぜ私の小物入れに入っているか、
なんのために使う物なのか、
これは謎。
でも、写真関係のものは捨てないことにしています。
これをミールの底部にねじ込んで、LMリングにねじ込み、
ライカM9に装着しました。
もちろん目測ピントですが、かなり来ていますが、まだ今一。
M42レンズ用Lアダプターを持っていますで、高さを比較。
1.5㎜ばかり不足しているのです。
私は工作の不名人ですから、道具などありません。
やむなく、その長さほど残してチューブをねじ込み、
隙間に凧糸をグルグル巻きに詰めてみました。
その状態でライカM9に装着して、試写すると、
ビンゴ!
ドンピシャのピントで、画像は開放から見事に引き締まっています。
M42のフレクトゴン35mmF2.4にもF2.8にもなんだか劣らない。
チューブと凧糸が隠れるよう、スコッチテープでテーピング。
37㎜広角にしては、すらりと背の高い新レンズ、誕生!
あれこれ試写して、分かりました。
私は、近接60㎝から無限遠まで、目測の天才!
ヘリコイドでピントを合わせるより、ずっと迅速。
この出来事でいくつか教訓を得たようです。
1 オークションの説明はよく読むこと。
2 カメラ部品はできるだけとっておくこと。
3 なにか試してみると、できることがあること。
でも、本当に貴重な教訓は書きたくないですね。
つまり、
4 あんまり滅多やたらに買い込まないこと。
そして、
5 あれこれとレンズを試してみたって、なんになるの?
by Hologon158
| 2011-04-29 16:00
| ホロゴンデイ
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