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228.25 ホロゴンデイ68「2011年4月3日奈良町をニューレンズが闊歩した」25 火星人発見?



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宇宙人に関するもう一つの「がせネタ記事」を書いておきます。

以前から、火星人の頭蓋骨が写っていると主張されてきたのが、
火星探査機・スピリットの写真。
(http://rocketnews24.com/?p=62460)

これを使って、こう主張しているのです。

1 NASAは火星人を発見しておきながら、秘匿している。
2 NASAは、近い将来、この情報を少しずつ公開してゆくだろう。

この記事の作者がNASAの他の確実な情報をつかんで、書いているのでしょうか?
もしこの写真一つしかないのであれば、
とんでもない想像記事。

だって、あなた、これが頭蓋骨に見えますか?
ただの岩塊に2つ窪みがついているだけ。
たしかに頭蓋骨を連想させる形ですが、
だからと言って、これを頭蓋骨と断定することはできません。

私のブログの写真をごらんになってこられたら、
私が、なんでもない壁や塀のシミや影に
人間や生き物の顔、目、姿を想像して、
これを写真にするのが大好きな人間であるとお分かりでしょう。
人が絶対にそうは見ないものにまで、私は顔や目を見つけます。

ロールシャッハ法もそうした傾向を利用しています。
さらに、ゲシュタルト心理学では、
人間は、無意味なものに意味を見つけようとする、
ばらばらのものを集めて、ひとかたまりのものと見ようとする、
傾向があると考えるようです。
これは人間の大切な能力、推理力の基盤を成しているように思われます。

形だけに適用されるわけではないようです。
たくさんのデータを調べて、重要なパターンや方向を見つけだす、
問題解決に必要な基本データを抽出する、
こうした能力にもこの性癖、傾向が働いている感じがします。

自分で言うのもなんですが、私は、その名人。
木を見て森を見ることができます。
推理力と想像力は一つの能力の二つの側面にすぎない感じがします。

そんな私でさえ、この岩塊をシャレコウベであると
断定することはまったくできません。
顔や頭では絶対にありえないものでさえも、
顔や頭に見えることがあると知っているからです。
逆に言いますと、どんなにリアルに顔や頭に見えたからと言って、
それが顔や頭であると断定することなどできません。

一を聞いて十を知ると言いますが、
宇宙人とかUFOに関する記事を書く人って、
0.01を聞いて100を知る、きわめて特殊な才能の持ち主のようですね。

もちろん人間って、これに似たようなことを言ったり書いたりしています。
私の政治や原発に関する記事もその類だろうと、
大喜びで指摘する方もおいででしょう。
そうかも知れません。

でも、絶対確実なことしか言わない、書かない、って人、
あなた、お好きですか?
私には、そんな人、ぜんぜん面白くないですね。

ということで、今後、
そう信じる方は、このブログにはおいでにならないこと。

一方、私は、がせネタ記事にはアクセスしないようにしたいものです。
と、書いてはみたものの、
また、同種の記事があったら、手を出してしまうでしょう。
いつか本物の情報が手にはいるかも知れないのですから。
by Hologon158 | 2011-05-09 22:39 | ホロゴンデイ | Comments(0)