わが友ホロゴン・わが夢タンバール

231.10 ホロゴン外傳16「2011年5月14日伏見稲荷をおかしなレンズたちが」10 誤読もときに良し!



3月頃でしたでしょうか?
オークションで、キノプラズマートを見つけました。

映画用のレンズ、75mmF1.5
私はそう思ったのです。

35㎜用の75㎜は、私が1、2年前にどこかのお店で見たとき、
75万円ほどしていました。
ところが、こちらは、ボロボロの姿で、1ドルか、2ドルのビット。
その頃はあまり興味がなかったし、
そのうえ、クリーニングとレンズ再研磨必要と書かれていましたので、
敬遠しました。
嘘のように安い値段で落札されたようです。

1か月以上経って、また、同じものを見つけました。
まったく同じ売り手。
どうやら、落札したものの、返品したようです。

その頃は、すでにキノプラズマート熱に浮かされていたので、
遮二無二、落札しました。
もっともとても安いお値段。

届いたレンズを見て、私が目を疑ってしまいました。
もう豆粒ほどのレンズ。
それなのに、れっきとしたキノプラズマートの風貌、作り。
ルーペでよくよく覗いてみて、分かりました。
私の誤読だったのです。

「.75"f1.5」

つまり、0.75インチ(18.75mm)だったのだ!

れっきとしたCマウントなのですが、
オリンパスE-PL1に付けますと、
およそ長径20㎝程度しか写らない、超マクロレンズ。
ここに掲げた写真は、その最大限の大きさなのです。

いつか、Dマウントレンズが使えるような、
さらに短いフランジバックのカメラが開発されたら、
Cマウントアダプターでこれを付けて、
もっと遠く、できれば2、3mまで撮影可能になればいいのですが。

でも、実は後悔していません。
オークションの写真とはまるで違い、美しく清掃され、
れっきとしたキノプラズマート・デザイン。
レンズもかなりクリアーです。
内部まではクリーニングできていないようで、
かなりフォギーがかかっていますが、
描写はまさにキノプラズマートそのもの、
そんな風に感じられるのですが、いかがでしょうか?


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by Hologon158 | 2011-05-24 17:37 | ホロゴン外傳 | Comments(0)