わが友ホロゴン・わが夢タンバール

242.32ホロゴンデイ72「2011年1月29日 正月恒例の近江八幡巡りは快晴」32 包容の写真


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さきほど、畏友のRAさんと電話で話しました。

農民出身の中国写真家の凄い風景写真を見たと、
くわしく説明しました。

すると、RAさん、
「日本でも、探したら、
そんな広大で神秘的な風景写真が撮れるかも知れませんよ」

残念ながら、それは無理です、とお答えしました。
沢山の優れた風景写真家が日本にも輩出していますが、
この中国写真家のように、
アンセル・アダムズを数倍するようなスケールの、
神々しいばかりに清澄な空気遠近法の奥行き深い風景写真は、
ついに日本では生まれませんでした。

才能もさることながら、中国奥地で見つかるような、
懐が深く、高遠壮大な自然、天然の奇観は、
日本ではとても見つからないようです。

同じ自然と言っても、景観の性格がまったく異なり、
そのおかげで、撮り方もまったく異なります。
日本の風景写真は切り取りを基本としています。
中国の風景写真は視界全部を包容するかのようです。

ついでに、インターネットで探してみました。
付虹先生に見せていただいた写真家の写真は見つかりませんでした。
でも、これから、中国、韓国の写真家たちが世界に進出して、
この世のものと思えないような神話的風景を開示してくれるかもしれません。

私の近江八幡の水郷風景は、もちろん風景写真じゃありません。
今回も、木に向かってホロゴンをひょいと突き出して、
チョンと撮っただけ。
これもロボグラフィ。

こんなものを風景写真でござい、なんてやったら、
真面目な風景写真家が色めき立つでしょう、

「バカにすんな!
真面目にやれ!」
by Hologon158 | 2011-06-30 00:38 | ホロゴンデイ | Comments(0)