わが友ホロゴン・わが夢タンバール

246.28 ホロゴンデイ73「2005年5月15日 飛騨高山でホロゴンが踊った」28 使ってみたかった!


土曜日、DAさんと二人で写真を撮っているとき、
DAさん、
「先日、マンホールと石垣の写真がありましたね。
あれ、よかった!」
本シリーズ№15の2枚です。
私、
「あれ、もちろんホロゴンですよ」
DAさん、
「それじゃ、ほかのレンズは全部入りませんよ。
ホロゴン以上によく撮れるレンズなんか、ないんだから」

DAさんのおっしゃるとおりなのです。
少なくとも私にとっては。
もちろんデジタルカメラのレンズたちはもう別次元。
あのもの凄い描写力をしのぐ銀塩レンズはありません。

ところが、ホロゴンだって、デジタルカメラのレンズに比べると、
描写力という点で、まあ、序二段程度でしょう。

じゃあ、なんでデジタルカメラのレンズを使わないの?
たとえば、ソニーNEX-5Aには24㎜の広角レンズが付いています。
これをどうして使わなかったの?

孫でも生まれたら、使うかも知れません。
でも、自分の写真には絶対に使わない。
写りすぎて、私の記憶にそぐわないのです。

私は、どちらかと言うと「目は節穴」人間です。
雰囲気で直観するタイプの人間です。
直観がうまく機能していると、問題はないのですが、
うまく機能しないとき、観察力が補完してくれないので、
とんでもない的外れをしてしまうことがあります。

すべてをしっかりと観察しないでは、気が済まない人がいます。
このような堅実、着実な人物にはノーファインダーは向きませんね。

だから、私にはホロゴンがぴったり。

じゃ、DAさんが勧めるように、ホロゴンだけにしないのか?
私は、よい写真を撮りたいとは思わないのです。
ホロゴン一筋に生涯を費やして、その人ありと知られたい、
なんてけっして思わない。

私は、写真撮影を楽しみたいのです。

臨終の床で、突如、かっと目を開いて、
「ああ、マクロスイター50mmF1.9を使ってみたかった!」
なんて、不気味ですが、
しかし、そんな馬鹿げたセリフを辞世の言葉としないためにも、
使いたいと思ったレンズは使っておきたい、
それが私の現在の心境です。

じゃ、マクロスイター50mmF1.9は使うのか?
いいえ、使いませんし、使わなくても、臨終の床では登場しません。

なぜか?
高すぎます。
なにごとにも、バランスが大切ですね。


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by Hologon158 | 2011-07-11 00:17 | ホロゴンデイ | Comments(0)