わが友ホロゴン・わが夢タンバール

246.31 ホロゴンデイ73「2005年5月15日 飛騨高山でホロゴンが踊った」31 非賭3原則!


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後に退くことができない、
いつも進め進め、という性格は、大阪弁なら、
「やったろやないか!」精神とでも言えそうです。

孔子の愛弟子子路がそんな性格でした。
もっとも、子路は、「義をみてせざるは勇なきなり」の実践ですが、
私の方は、やりたいとなったら、前後の見境なくなってしまう、
そんなところ。

日露戦争の旅順要塞を攻撃した乃木将軍の方が近いですね。
作戦もなにもあったものじゃない、
ただ「突っ込めーっ」一本槍でした。
いけませんね。

オークションも、最初に2ヶ月、「突っ込めーっ」一本槍でした。
あんまりおもしろいので。
でも、
ビザの請求書を見て、方針を変えました。

3つの原則を立てたのです。

   1 これは絶対使いたい、そう心から念願し、
    かつかなり長期間その気持ちが継続する、そんなレンズだけ狙う。
   2 安いのが見つかったときだけ、入手につとめる。
   3 オークションで競るときは、限度額を低く設定し、
    それを超えるときは、あきらめる。

この1週間、上記の「非賭(ヒカケ)3原則」で狙っていたレンズ3本が
昨夜終わりました。

1本目は、すでに書きましたダルメーヤーの25mmf1.9(non super six)
私がリファレンスに使っているシネレンズブログや英国のブログで
作例を見ることができます。
とても魅力的です。

でも、そのブログでもお書きになっていますが、
違う設計のレンズが3種類以上あるそうなのです。
スーパーシックス設計、キノプラズマートに似た設計、そしてペッツバール型。
なんでもいいのです、

古いダルメーヤー、スピードアナスチグマートばかり2本使いましたが、
その戦前の映画風の濃密な雰囲気描写にはしびれます。
このf1.9も、中央がシャープに結像し、周辺がとんでもなく暴れるようです。
古ければ古いほどいいのです。

というわけで、売り手の設定した最低価格99ポンドで参加してみました。
終了時間を過ぎた午前1時頃のぞいてみますと、
そのまま誰も参加しないで、私が落札していました。
こんなことははじめて。
よほど評判の低いレンズなのでしょうか?
でも、うれしいですね。

でも、後の2本はアウト!

イギリスの有名なカメラ会社ロスのシネレンズ25mmf1.5。
直前落札のダルメーヤーにそっくりの形状です。
ブログで拝見した作例はとても雰囲気のある描写でした。
250ポンドを上限で参加して、寝てしまいました。

朝見ると、終了時間直前までトップを走り、
土壇場で255ポンドで終わっていました。
つまり、私は一敗地にまみれたわけです。
ハハッと一笑いして、終わりました。
非賭第3原則で破れたのですから、むしろめでたいと思うことにします。

3本目は、ちょっと食指が動きました。

ダルメーヤーの25mmf1.3

売り手は、長い間扱ってきたけど、
f1.3のレンズは初めて、しかも描写が絶妙と説明。
作例を見ますと、7、80年前と思われるレンズなのに、
中央部分はとても柔和で繊細で精密な描写。
周辺は絞りに応じてかなり華麗にぼけます。

「よし、これも頂き!」と考えましたが、
(これがオークションの怖いところですね)
そう考えた人が多数いたようです。
私の上限価格250ポンドはかなり早期にクリアーされてしまいました。
それであっさり退却しました。
結局、誰かさんが、740ポンド(1187ドル)で落札。
手のでる価格ではありませんでしたね。

それに、よく考えますと、すでに私が持っているレンズたち、
このダルメーヤーに劣らない描写をしてくれるのが何本もあります。
やっぱり非賭第3原則は英知の産物なのでした。

なにが英知じゃ、最初からオークションなんかに近づかない、
そちらの方が英知じゃないか!
そうおっしゃるあなた、ほんとうに英知に満ちたお人なのでしょう。
けっして、間違いを犯さない、あなたはそういう方なのですね、
えらいえらい。
by Hologon158 | 2011-07-12 00:27 | ホロゴンデイ | Comments(0)