254.10 ホロゴン外傳21「2011年7月16日①キノ19/1.5が鶴橋に分け入った」10 写真おいしいね
今回のシリーズ、自転車とバイクとコーンばかりですね。
きっと退屈でしょうね。
私はちっとも退屈しません。
自分で撮って自分で退屈してどうするのですか?
写真家にとって、このマンネリズムは致命的でしょう。
でも、ただの素人にとっては、マンネリでもなんでもありません。
首尾一貫性です。
人間がずっと不動の核をもっているから、同じものを撮る。
私はそう考えることにしています。
これも私の得意とする我田引水的思考の一種ですが、
こんな風に考えることができるので、
長年コンスタントに、壁にぶつかることなく、写真を楽しんでこれたわけです。
向上、前進、飛躍を志していたら、きっとどこかで苦しくなり、
挫折し、写真をやめようかとまで思い詰めることになったことでしょう。
私にとって、これは写真の立場のはき違えです。
写真は、人生の再生産、再出発のためのエンジン、燃料となるべきであって、
人生を写真のエンジン、燃料にするのは本末転倒です。
誰も、ご飯の効用、力、おいしさを反省したり、再考したりなどしません。
誰も、空気の必要性について再検討などいたしません。
ご飯も空気の私たちの生きる糧であり、
私にとっては、写真もまたそうなのです。
by Hologon158
| 2011-07-31 21:22
| ホロゴン外傳
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