254.12 ホロゴン外傳21「2011年7月16日①キノ19/1.5が鶴橋に分け入った」12-完-現場仕事なの?
昨夜来、えらい目にあいました。
アシナガバチに刺されたと書きましたが、
患部はどんどんと腫れ上がっていきましたが、気分的には順調だったのです。
真夜中あたりで、37度と熱っぽくなりました。
就寝中、3度、目を醒ましました。
ちょっと心配なので、その都度体温を測りました。
37.2度
37.4度
37.6度
極めて正確に0.2度ずつ上昇。
私はなにがあっても眠れる人間ですので、
その都度、また眠りに戻りました。
午前7時40分目を醒ましたので、また測りました。
37.9度!
どうも、約10日前にアシナガバチにやられた後、
今回が2度目であることで、ショック症状が現れたようです。
スズメバチだと、2度目は命があぶないと言います。
でも、アシナガバチもかなり強力ですね。
タクシーを頼んで、近くの診療所に走り、一番で受診しました。
先生(女医さん)も看護婦さんも大いに同情してくれました。
我が家の女性陣とはかなり違いますね。
娘の静(猫ですが)ときたら、冷たい目ですね、
「ふん、そんなことで甘えるじゃないの」
抗生剤を注射するとき、看護婦さん、驚いた顔で、
「なんですか、この手は?」
真っ黒に焼けているのですから、腫れがぜんぜん目立たない。
「明日は仕事なので、今日中に直したいですね」
看護婦さん、
「現場仕事なのですか?」
道路工事監督にでも見えたのでしょうか?
「まあ、似たようなものですが、仕事は屋内です。
写真が好きで、夏でも日中歩き回るものですから」
看護婦さん、もう一人の看護婦さんを指さして、
「この人も写真撮るんですよ、ハハハ」
も1人の看護婦さん、かなり謙虚な方で、手を振りながら、
「いえ、私はむしろ呑む方が好きで」
なんだか、私と同類のようです。
撮影後の反省会が楽しみで、撮りに行っているみたいなものですからね。
こうして同好の士が居て、盛り上がりましたが、
その後は、写真を撮っている最中に蜂に刺されたと話が一変。
看護婦さんの最後のシメの言葉、
「写真撮るときは、蜂に気をつけてくださいね」
私も訂正するのが煩わしいので、
「分かりました、気をつけます」
この診療所、いつもこんな感じなのです。
まるで、昔の赤ひげ先生の診療所みたいに、庶民の医療機関。
薬剤師さん、患者さんに薬を渡しながら、
あたり一面に鳴り響くような声で、説明します。
「じゃあね、菅さん、
ヒステリーに聞く抗生剤のドナラナクマイシン5日分。
でも、菅さんにはあまり効かないでしょうね。
ただの気休め。
もひとつ、便のキレをよくするイザサラバマイシン300日分。
これくらい便秘続きそうだからね。
でもねえ、わかってちょうだいね。
もう誰もあんたに期待してないんだからね」
この診療所、個人情報保護もなにもあったものじゃありません。
だからと言うのもなんですが、私、気に入って、20年、この診療所です。
今日は、ときどきブログを書いて、あとは寝ています。
京都の同志社大学新島記念館で開催される、
詩人南邦和さんの国際詩人賞受賞式に参列する予定だったのに、
もうしわけない。
南さんの携帯番号を知らないので、記念館の事務室に伝言を頼みました。
とても気の良さそうな男性、2つ返事で引き受けてくれました。
私の経験では、この2つ返事が一番怪しいですね。
by Hologon158
| 2011-08-01 13:49
| ホロゴン外傳
|
Comments(0)