262.03 ホロゴン外傳24「2011年7月23日①アポクロマート25mmF2は九条で大活躍」3 君、グルメ?
この日最初から一緒に行動したのは、親友のDAさん。
いつも通り、ライカM6に愛用のエルマリート28mmF2.8を付けていました。
彼は、写真世界のいわば一夫一婦主義者。
常時、基本的には1つのカメラ、1つのレンズに心が集中します。
今でこそ、ライカM3と6の2つのカメラ、
レンズはライカの数本を持っていますが、
基本はあくまでエルマリート28mmF2.8第二世代。
2006年、このレンズを手に入れて、
彼の才能は突然開花しました。
エルマリートを使うと、もう無敵!
1日に1、2本が原則。
でも、彼がカメラを持ち上げると、たいてい、傑作。
ところが、彼はスーパーアンギュロン21mmf3.4のyoshiさんのような、
名実共に写真家という存在ではありません。
写真はあくまでもお楽しみ。
これが不思議。
彼の本領はむしろグルメとショッピング。
写真を撮りに行っても、けっして写真に専念するわけではない。
それなのに、
抜けば玉散る氷の刃!
なにしろ記憶力がよいのです。
美味しいもの、欲しいものが手に入る場所は、
ちゃんと彼の頭脳にインプットされています。
ですから、反省会の場所と注文する料理はすべて彼に一任。
夕食場所を探す彼の表情は真剣そのもの。
写真のときとは大違い。
それなのに、バッグからプリントを取り出して、
「この前撮った分です」
その写真に、いつもあっとのけぞらされてしまいます。
ほんとうに不思議な男です。
なんだか、旗本退屈男みたいですね(ちょっと古すぎますが)
私は、グルメではありません。
グルメかそうでないか、どこで見分けるのでしょう?
私の見分け方はこうです。
1人でも美味しいものを求めて店を探し、
1人舌鼓を打って楽しめる人、これがグルメ。
人と一緒だと、食事を楽しむけれども、
1人だと、なんでもよい、お茶漬けでもよい、
食べなくてよいのなら、食べない方がよい、
時間の無駄だから。
こんな風に考える人間は絶対にグルメではありません。
それが、私。
だから、1人で頂くときは、常に本を読みながら。
だから、今回の写真のようなプレゼンテーションを見ても、
ただの図案にしか見えませんね。
by Hologon158
| 2011-08-23 17:23
| ホロゴン外傳
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