わが友ホロゴン・わが夢タンバール

267.53 ホロゴン外傳25「2011年9月12日故郷大和高田にダルメイヤー連れて」53 孤独ですが



突然、涼しくなりました。

    気がついたら、秋。

奈良の朝は、雨がかなり強く、
ドアを開けると、冷気がさっと飛び込んできました。

長男(猫ですが)の銀太、いったんは飛び出したのですが、
「ひっ」というような悲鳴とともに、回れ右して、
台風の昨日に引き続き、自主休校。
ソファーのクッションにしっかり体を寄せて、寝なおし。

今日は、葛城古道をちょっと歩くことにしましたので、
本はあきらめ、先日、ギャラリー島田で頂いた
石井一男小画集を携行しました。

石井一男さんは、孤独の中で、誰に見せるでもなく、絵を描き、
第一回個展以来個展を重ねながらも、
清貧の暮らしを変えず、孤独の中、同じ姿勢で描き続けています。

個展をするようになって、なにか変わったか、と尋ねられて、

    「まあ、なにか私の作品を喜んでくださる方がいるというのは、
     励みになるというか.....」

よい言葉です。

石井さんは、小さな長屋の小さな部屋で、一人描いてきました。
私も、考えてみたら、よく似たようなもので、
私も、長い間、写真を独りで撮ってきました。

裏通りで、得体の知れない路傍のなにかを相手に、写真を撮るって、
あまり颯爽華麗な行為とは言えません。
写真を撮る人はみんなそうですね。

どんなに華麗な写真を撮る方も、撮るときは一人。
友人と居ても、撮る行為まで仲良く一緒というわけには参りません。

もっとも、みんなで並んで三脚立てて、とやることがありますが、
おててつないで、というところです。
これはまだ、自分で写真を撮っている段階ではありませんね。
撮らせてもらっている段階。

私はさすがにその段階は卒業しているようで、
孤独ですが、写真を撮る位、楽しいことはありませんね。

石井一男さんも一緒でしょう。
路地裏でロボグラフィ撮っているときは、天国。

自分がどこにいるかも忘れます。
今日も、楽しく古道を歩きましょう。



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by Hologon158 | 2011-09-22 21:29 | ホロゴン外傳 | Comments(0)