わが友ホロゴン・わが夢タンバール

269.05 ホロゴンデイ77「2005年10月9日大阪福島にホロゴン持ち出したった30枚?」5 モンロー!



269.05 ホロゴンデイ77「2005年10月9日大阪福島にホロゴン持ち出したった30枚?」5 モンロー!_c0168172_2384439.jpg




大阪中津には、Nkさんがよくお撮りになるチャップリンが居て、
今でもあるんじゃないかと思うのですが、
福島には、もっと小さいですが、モンローが居ます。

チャップリンもモンローも、映画史を作ったビッグネーム。
二人とも大好きですが、やっぱり、モンローですね。

伝記も読みましたが、
けっして幸せな人生ではなかったようです。

グラマラスな肉体美を売り物にする、頭の弱い女性、
という外見とは裏腹に、
とても可憐で、とても知的な女性でした。

モンローの場合、映画会社が押しつけたイメージに、
がんじがらめにされてしまったようです。

多くの人が、多かれ少なかれ、
こうした表裏のギャップで生きています。
人が自分に望む、自分にはないなにかを装うことが、
人生を生き抜くために必要とされることがあるからです。

そのギャップに耐えられる程度であれば、問題はないのですが、
モンローの場合、耐え難いほど、ギャップが広がってしまった。

そんなモンローの悲劇が分かってしまうと、
彼女の映画を観るとき、どうしても虚実の皮膜を探してしまいます。

そして、分かるのです。

    出演映画のほとんどすべてで、
    彼女の魅力は、グラマラスな肉体美になんかない。
    まして、アム・ファタールでは決してありません。
    その外見にもかかわらず、
    内からにじみ出てくる内面、
    傷ついた魂の苦悩、悲しさが、
    彼女をディーバたらしめたのです。

1962年に亡くなったのですから、
思えば、没後半世紀になるのです。
でも、彼女のことをしっかりと記憶している人は多いでしょう。
その存在すら、没後速やかに消えてしまう人が多い中、
いつまでも、まるで生きているように、
存在感をもち、その存在が影響力をもつ、稀有の女性です。
ただの肉体派女優では、そんなことは起こるはずがありませんね。

以上でお分かりのように、私は彼女のファンなのです。

私は、子供の頃からの洋画ファン。
30年ばかり、毎晩1作ずつ、映画を観てきた、映画狂なのですが、
(おっと、この言葉も今では禁句かな? 別に、構いません)
チェ・ジウを筆頭とする韓流ドラマの女性たちの魅力、
小津映画の原節子を筆頭とする魅力的な女性たち、
そんな女性に魅せられるにつけ、
本ブログの欧米の読者の皆さん(いるわけがありませんが)、
まことにもうしわけありません。
私は、白人女性に美を感じない、むしろ怖気を振るってしまう、
そういう人間になってしまいました。

    でも、モンロー、バーグマン、二人のヘプバーン、ガルボ、
    ナタリー・ウッド、ルート・ロイベリック、マリア・シェル、
    いやあ、まだ幾人も幾人も居ますが、こんな人たちは別。

私は、浮気とかこれに類することが一切ない人間。
妻への愛ゆえなのですが、
こうした素晴らしい女性たちに毎晩出会えるので、
そんな必要がぜんぜんないのかも知れません。

男性だけでなく、女性でも同様のことが言えると信じますが、

    この世は、女性が存在するから、生きるに価します。

ついでに、言えば、

    猫が存在するから、生きるに価します。

男性は?

    男性は........
別にいなくても、ねえ........
by hologon158 | 2011-09-24 00:04 | ホロゴンデイ | Comments(0)