わが友ホロゴン・わが夢タンバール

277.21 ホロゴン外傳21「2011年10月19日スピードパンクロ35mmF2は奈良を席巻した」21 臨死体験しました?



立花 隆の「臨死体験」(文春文庫)を読み始めています。

面白いですね。

    死後の世界の体験なのか、
    それともひん死の脳が作りだした幻覚なのか?

私は、以前から、後者であると考えてきましたが、
その理由は簡単。

    結局は死ななかったのだから、
    死後の世界の体験ではありえない。

それに、内心、死後の世界があったら、困ると思うから、
そう思いたいのかも知れません。

    キリスト教、仏教、回教その他さまざまな宗教の
    どれか一つのあの世があったりしたら、
    目も当てられませんね。

    もっと怖いのは、たとえば、5000光年先のボックリポコ星の宗教、
    コポリクッボ教の神様が存在して、
    あの世を支配していたりしたら、
    私たち地球人はみんな血の海でアップアップ?
    まわりには、リゲル人とかシリウス人とかうじゃうじゃ。
    なにを言っているのか、さっぱりわからない!

    宗教と無関係に死後の世界があるとしたら、
    臨死体験の報告では、
    死後の世界はとても美しいようなのですが、
    ホロゴンを持っていけないのであれば、つまりません。
    写真が撮れませんからね。
    私たち、あの世でなにをすればいいのでしょう?

立花氏がどんな論旨を打ち出しているのか、興味津々。

でも、ここで思い出したのは、生まれ変わり説の本。
なんという本だったか、忘れましたが、
沢山の人が「私はクレオパトラだった」などと言い出して、
とてもくわしい話をしてくれて、それが結構史実に近い、
そんな本でした。
一頃、かなり売れていましたので、ご記憶の方も?

その本を読んで、私は感じたのは、ただ一つ。

    もし前世を思い出して、あなたがクレオパトラだったら、
    彼女はギリシア系の人だったのだから、
    古代ギリシア語をしゃべれなきゃおかしいんじゃないの?
    イギリス人が中世のフランス人だったのなら、
    当時の古フランス語をしゃべれなきゃ。
    もちろん自分の時代の文字をちゃんと書けなきゃ。

    体験記憶と言葉は一体です。
    クレオパトラは英語概念では体験していないはず。
    出来事や家族のことは具体的に思い出したけど、
    言葉はぜんぜん思い出さないなんてねえ?
    ですから、私は生まれ変わりの本は一切読みません。

「臨死体験」はもっと納得の行く論旨を展開するでしょう。
でも、そうだとすれば、
どちらとも決めかねるという結論に落ち着くのではないか?
それじゃ、ちょっとつまらないな、などと、
読み終わる前から、ちょっとたたらを踏む感じ。

    いけませんね。

    ところで、あなた、
    臨死体験しました?

    私は、最後の楽しみに残しておきます。



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by Hologon158 | 2011-10-28 00:17 | ホロゴン外傳 | Comments(0)