279.13 ホロゴントラベル9「1997年8月ホロゴンもってフェルメールに会いに行った」13 おおフェルメール!
オランダ旅行の一番の目的はフェルメールでした。
彼の最高傑作3枚に会いに行ったのです。
アムステルダムの「牛乳を注ぐ女」
ハーグの「デルフトの眺望」と「真珠の首飾りの少女」
この3枚に出会った感激はすでに書きました。
私が書きたいことは、別のこと。
フェルメールが美術史の流れから隔絶している!
バッハとモーツァルトもそうです。
ダ・ヴィンチも。
偉大な芸術家はすべて、歴史から隔絶しています。
誰かも模倣することなく、
まだ、誰も模倣できない。
フェルメールの前にフェルメールなし。
フェルメールの後にフェルメールなし。
なぜ、こんなことが起こるのでしょうか?
人類の謎ですね。
それほどに、人類のなし得る可能性には大きな幅がある、
ということでしょうか?
まだまだ、どんな分野で、どんな天才が、どんな芸術を生み出すか、
予断を許さない、
それが天才の天才たる由縁なのでしょう。
今上げた天才たちの誰にも共通するところがあります。
単なる超絶的な技巧の問題ではないということ。
心のレベル。
その芸術に接すると、
その人の心を開き、大きくし、
熱くし、そして人生に意味を与えてくれます。
私たちは、こんな天才たちのアートに接すると、
一生心の奥底にしっかりとしまい込み、
折りに触れて、心の底から取り出して、
幾度も幾度も、そのアートに出会った喜びを再現できます。
人類の宝ですね。
by Hologon158
| 2011-11-01 21:47
| ホロゴントラベル
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